みうらじゅんといとうせいこうが仏像トーク!「ゴールデンウイークは奈良に行こう」

2010/05/01 13:59 配信

芸能一般

互いを“仏友(ぶつゆう)”と認め合うみうらじゅんといとうせいこう(写真左から)(C)2010関西テレビ放送

関西テレビで放送されたバラエティー「新TV見仏記」がDVD化。その発売記念イベントと会見が25日、都内で行われ、出演者のみうらじゅんといとうせいこうが登場した。

「新TV見仏記」は、'01年からCS放送の関西テレビ☆京都チャンネル(放送終了)で放送されていた番組「TV見仏記」のリニューアル版。仏像好きで知られるみうらといとうが各地の寺を訪ね、仏像を鑑賞(=見仏)していく。日ごろから親交の深い2人とあって、脱線しながらも想像力豊かに繰り広げられるトークが魅力だ。「(1)奈良編」では平城京跡や円成寺などを、「(2)天理・桜井編」では長岳寺、安倍文殊院などを巡っている。

見仏がライフワークの2人だけに、番組のリニューアルにも気負いを感じてない様子。いとうは「リニューアル後も、僕らは特に変わらないですね。前より派手な宣伝をしていることに戸惑うくらい(笑)」とクール。だが、環境は若干変わったそうで、「今回はとってもビッグなお寺が仏像を見せてくれました。おれたちのトークはいつも通り笑えるけど、それは見どころの4割。あとの6割は仏像だね。ちょっと仏像知っている人にとって、これは1級の資料的価値がある」と胸を張る。

一方、みうらは「僕らのトークはあくまでBGMですから。これをきっかけに仏像が好きになる人がいるかもしれない」と謙虚。「いままで仏像っていうのは学校の先生とかに教えてもらってたと思うんですけど、(自分たちを指して)こういう人たちですから入りやすいと思う。このDVDを見ても試験はないから安心してほしいね」とゆるく(?)PRした。

その後、行われたイベントでは、みうらが「最近友達を“仕分け”してる。“あいつとの関係いらないんじゃないか”とか考えてノートに書いてる」とDVDの紹介もそっちのけで、終始脱線気味。数回にわたってスタッフに話を戻すように促されるほど、トークは盛り上がった。

しかし、お薦めの仏像に話が及ぶと一転、みうらは「奈良・桜井にある安倍文殊院では、この1年だけ文殊菩薩が獅子の台座から降りてるんだよ」と熱っぽく語りだし、いとうも「要は調査をしてるんですけど、台座の前に仏像が来てるからすごく近い。われわれは台座を“タクシー”に例えてますけど、また“乗車”したらもう何百年も降りてこないからね」と興奮気味にフォローした。

さらにいとうは「『(1)奈良編』の円成寺の運慶(作による大日如来像)! これも正直すごかった。みうらさんは個人で6回くらい、僕も2〜3回は行ったことあるけど、普段はガラスの中に置かれているんですけど、今回はその中に入れてもらったんだよね」と貴重な映像が収録されていることをアピール。みうらは「親族って感じだよね」と付け足すも、すかさずいとうに「集中治療室じゃないんだから」とツッコミを入れられ、会場に詰め掛けた人々を笑いに包んだ。

最後にみうらは「これを見てゴールデンウイークは奈良に行けばいいんじゃない? あとそろそろ(仏像と同じように)せんとくんをお堂に入れた方がいい」と、平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターを猛プッシュ(!?)。あきれたいとうが「仏像とは質感が違うじゃない。おれ、せんとくんを拝むの嫌だよ」となだめて、笑いを誘っていた。