NHK Eテレで5月3日(木)より3日連続で放送されるアニメ「おしりたんてい」(朝9:00-9:20)。
同作は、子どもたちに人気の同名絵本をアニメーション化したもの。
「フーム、においますね」が口癖の紳士な名探偵・おしりたんてい(声=三瓶由布子)と助手のブラウン(声=齋藤彩夏)がさまざまな難事件を“ププッ”と解決していく、というストーリーになっている。
主人公を演じる三瓶は「最初におしりたんていっていう名前を聞いたときは衝撃的でした。『それは何?』って聞かれても、本当にお尻の探偵としか答えようがないキャラクターなんですよね。でもだんだんアフレコが進んでいくとお尻に抵抗がなくなってきました(笑)」とキャラクターへの印象を話す。
さらに、第1話を見た感想を「本当に絵本が動いているような、とってもかわいらしいアニメーションになっているんです。綺麗なお尻に仕上がっていて、これから声を当てるのがすごく楽しみになりました」と語る。
齋藤は、三瓶が演じるおしりたんていに「色気を感じる」と告白。
それに対し三瓶は「“おしり”のフォルムなんですけど、あくまで紳士ということを意識しています。設定では落ち着いている年齢なので、そこも意識しています。普段は男の子の役が多いので、初めて色気を感じるって言われました(笑)」と演技の工夫を語った。
同作がアニメーションの声優初挑戦で、かわいらしい犬のキャラクター・マルチーズしょちょうとナレーターの2役を演じる渡辺いっけいは「収録は苦労したんですが、出来上がったものを見たら非常に楽しかったです。物語の中に間違い探しが入っているのはデジタルの大画面だからこそできることだなと思いました。僕は子どもがいないんですけど、子どもたちは何回も巻き戻して楽しんでくれるものになっていると思います」と満足げ。
さらに「マルチーズしょちょうはまだ模索中なんです。アニメだからあんなに小さくてかわいいものを演じられるので、面白いですよね。自分の魂が乗っかっているようにできたらいいなと思っています」と言い、「最初の収録では、自分のふがいなさばかりが先に立っていたんですけど、回を重ねるごとに楽しくなってきました。どんどん愛着がわいています」と笑顔を見せた。
苦労しているという渡辺だが、そんなことは感じさせない見事なキャラクターの演じ分けを見せている。演じるポイントは「小さいころに見たゲゲゲの鬼太郎の“目玉のおやじ”のイメージがDNAとしてあるので、そこを意識しているのかもしれないですね(笑)」だという。「実はかなりテイクを重ねたカットもあるので、役者・パフォーマーとしての修行の場になっています」と明かした。
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