フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”が、4月から1時間枠に拡大するのを記念して15日、生放送特番「ノイタミナ生特番」を放送。その生放送と連動して上映イベント「オールナイト AR シアター」が同時開催された。
“ノイタミナ”とはテレビアニメの新しい方向性を示すべく、フジテレビが'05年4月に“連ドラのようなアニメ”をコンセプトに設立した深夜アニメ枠。従来のテレビアニメの常識を覆したいという思いから「ANIMATION」を逆さに読み“NOITAMINA(ノイタミナ)”と名付けた。スタートから5年、アニメ枠としては異例の高視聴率を連発している。
イベントが始まると、「東のエデン」の滝沢朗役・木村良平と「四畳半神話大系」の「私」役・浅沼晋太郎が登場。司会を務めたサンキュータツオから役柄について聞かれると、「滝沢は自分で判断して前に進んでいくタイプ。少し自分勝手に見えるかもしれないが、そこが魅力的」(木村)、「“私”は、滝沢のように格好いいせりふはないが(笑)、好きな人を前にすると何も言えなくなってしまうほど純粋でかわいい」(浅沼)とそれぞれ分析。役作りに関しては、伸び伸びと演じられたという木村に対し、浅沼は独特の長ぜりふに苦労しているなど対照的な様子だった。
その後、「東のエデン総集編 Air Communication」AR上映がスタート。このAR上映では、観客は上映中に携帯電話でコメントを書き込むことが可能で、そのコメントはほぼリアルタイムでスクリーンに映し出されるという仕組みになっており、会場は一体感と興奮に包まれた。
続いて、「四畳半神話大系」第1話の先行上映が終了すると、4月15日に第1話が放送された「さらい屋五葉」から、秋津政之助役・浪川大輔と弥一役・櫻井孝宏が登場。浪川は「オーディションの時からどう演じていいのか悩むくらい難しい役」と自身が演じる政之助を紹介し、「監督がこだわっている“間”が素晴らしい作品です」とアピール。一方、櫻井は「すごく色気がある役なのでその雰囲気を壊さないように気を付けました。難しい政之助という役を演じきっている浪川さんに注目してください」と見どころを語った。その後、「さらい屋五葉」第1、2話に続いて、“ノイタミナ”で過去に放映された「空中ブランコ」、「怪〜ayakashi〜」、「もやしもん」の番外アニメ「菌劇場」がオールナイトで上映され、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
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