山田涼介 映画「鋼の錬金術師」の舞台裏明かす「ブルーの跳び箱の上でジタバタしていた」

2018/04/14 21:03 配信

映画

オーディオコメンタリーで裏話を語った山田涼介、本田翼、曽利監督©2017 荒川弘/SQUARE ENIX ©2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

18日(水)に発売される映画『鋼の錬金術師』のブルーレイ&DVDのプレミアム・エディションに収録される山田涼介本田翼、曽利文彦監督によるビジュアルコメンタリーが公開。劇中に登場する謎の存在「真理」の声を山田が演じていたなど撮影の舞台裏を明かした。

山田演じるエドと真理が対峙するシーンは、実は山田涼介山田涼介の対峙だったのだが、曽利監督から「原作では12歳くらいのエドの体験。でも映画では、どうしても山田くんに演じてもらいたかった」と肝入りのシーンであったことが明かされた。

山田はシーンを見ながら、後のCG加工のため「ここはブルーの跳び箱の上でじたばたしている(笑)」「“これが真理”と真理に向かって言うセリフも、青い布に向かって言ってる」とツッコミながら語った。また声だけではなく、真理に「持っていかれる足と手」の形も山田の手足が使われているという。曽利監督は「このあたりの演技は一発OKでよくやってくれた。CGが多い作品だと、役者さんの想像力とテクニックに頼るしかないから」と山田の「一人芝居」を改めて評価した。

また本田翼が演じるウィンリィが、ケンカを始めたエドとアルに「あんたたち、たった二人の兄弟でしょう!?」と涙を流して訴えるシーンでは、曽利監督が「リアルな涙がどうしても欲しかった。音を遮断したスタジオ内の50度の灼熱の中で涙を流すのは大変だと思うけど、よくやってくれた」と本田の渾身の演技を称賛した。

本編を振り返って山田は「撮影が終わって2年くらい経っていてもこうやって鮮明に覚えていて、すごく濃厚な時間を過ごしたんだなと思いますね」と語った。本田も「ウィンリィを演じることができて、本当に良かった」と語り、「撮りながらスケールの大きさを感じていましたが、出来上がった本編を見ると自分の想像以上の大きな作品になっていて、純粋に感動しました!」と嬉しそうに話した。

関連人物