4月21日放送の「京都・銀閣寺」で101回目を迎える「ブラタモリ」(NHK総合)。
道中、案内人から出されるクイズにいとも簡単に答えてしまうタモリの博学ぶりに、案内人が言葉を失う(?)シーンはもはや番組恒例。中村貴志プロデューサー&良鉄矢ディレクターが「いつも“タモリさんを驚かせたい”一心でやっている。タモリさんが知らないことをやることを意識している」という通り、タモリの存在こそが「ブラタモリ」の肝だ。そんな人気番組の裏側に迫る!
観光客は入れない、見られないような場所が登場するレア感が番組の見どころの一つ。
中村Pによると、「最近は番組が浸透してきたので、むしろ、『こんなところはどうですか』と紹介していただく機会が増えてきました。タモリさんにこの貴重なものを見てほしい、という気持ちがあるのかもしれませんね」とのこと。
2016年6月18日に放送された「横須賀」では、横須賀が重要な港になっていった秘密を解き明かすため、空母の中に潜入。貴重な内部映像がお茶の間に流れた。
空母は米軍基地の中にあるため、スタッフ全員パスポートが必要だったという。「毎回貴重ではあるんですけど、空母の中に入るなんてことは、なかなかない体験だったと思います」と中村Pは振り返る。
「もちろん、今回の『京都・銀閣寺』(4月21日放送)でも『ここは入れません』という場所はあります。そこをこじ開けるような交渉はしません。われわれはあくまでも見せていただける範囲で何ができるかを考えています」と語る中村Pだが、銀閣寺では、日本初の“四畳半”、いわゆる和室の原型となった『東求堂(とうぐどう)』という建物が登場!
普段は足を踏み入れることのできない国宝・銀閣には、はたしてどんな“痕跡”が残されているのか!?
博学のタモリが知らないことを盛り込もうと、スタッフも知恵を絞ってネタを仕込むが、それに対するリアクションは想定外のことも。
中村Pは「石、地形、地質など、知らないことや興味があるものに対して盛り上がってくださるときもあれば、意外とそうでもなかったり。その反応が面白いです。銀閣寺では普段入れない場所から庭の景色を目にし、『これはいい庭だね』と喜んでいました」と明かす。
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