夏菜が振り返る20代、「『純と愛』の話をするのに5年かかりました」

2018/05/02 07:00 配信

ドラマ インタビュー

夏菜演じる薫。キャリアウーマンである一方、男運がないという一面も


早く30歳になりたい、ってずっと思ってました


――「ダウンタウンなう」(毎週金曜夜9:55、フジテレビ系)に夏菜さんが出られたとき、「押しに弱い」などの話を暴露していて話題になりましたね。恋愛観も薫と近いですか?

多分近いと思うんですよね。男性を選ぶ時に癒やしを求めて、甘えさせてくれる人を選んじゃったりとか。

だから大学生のしんちゃん(真司/栁俊太郎)は女性を癒やせるタイプの男性で、薫が彼と付き合っているのは分かるんですよ。薫は仕事で毎日疲れてますから。多分「女だからって甘えてる」みたいに思われたくないから、頑張って背伸びしてるタイプ。わざとサバサバやってるんじゃないかな。

――佐々木さんら他のお三方は薫が恋人に甘えているシーンなどを見ると、友達のプライベートをのぞいてる気分で恥ずかしいと言っていました。

そうなんですよ、それを言われるとより恥ずかしいから、思ってても言わないでほしい(笑)。でもそう思えるぐらい仲がいいし、それぐらい私も普段からサバサバして見えるんだろうな。

――夏菜さんはもうすぐ29歳の誕生日を迎えますが、30歳というボーダーは意識されますか?

この仕事をする上では、中途半端な年齢でいるより早く30になりたい、ってずっと思ってました。最近やっと、中堅というか、新人の扱いではなくなったなと思っていて。というのも、自分が思っている自分と周りが見ている私とでは、すごく年齢が低く見られている気がして、いつまで経っても軽んじられているような感覚がずっとあったんです。

今はあまり感じなくなってきたので、30になったらやっと人間味が出てくるのかな。30代は、もうちょっと地に足をつけて歩いていきたいという気持ちがあります。

――会見では「やっとNHKに戻ってこれた」という発言もありましたね。連続テレビ小説「純と愛」(2012年、NHK総合)でヒロインを演じて以来の総合のドラマ出演になります。

朝ドラヒロインって大体、朝ドラが終わったらNHKに関わる仕事をするんですよ。私はBSは一回ありましたけど、総合のドラマは一度もなかったので、やっと戻ってこれたな、としみじみ思いましたね。局に来たら朝ドラをやっていたころのスタッフさんに会って「おお~!」ってなったりしますから、なんだかんだ言ってホームだなと思います。

――朝ドラの苦労話も、「ダウンタウンなう」で話題になりましたね。

ディスってみるもんだなと。ははは(笑)。あれで自分的にも楽になったところがありました。ずっとモヤモヤしていた部分だったので、結果オーライですね。