──あらためて、中村さん演じる要はどんな役なのでしょうか?
何気なく入った「居酒屋ぼったくり」で美音さんに出会って、その人柄に心を寄せていく会社員の役です。
──演じる上で、意識されたことを教えてください。
まずは視聴者の方に、料理やお酒のおいしさをちゃんと伝えたいと思っていました。それから、美音さんと要の距離の縮め方については、監督と相談を重ねましたね。
──要のプライベートな部分は、あまり描かれませんよね?
そうですね。謎の多い人物です(笑)。
ただ、要はトマトが苦手だったという設定なんですが、僕も20歳くらいまで食べられなくて、そのあたりは似ているなと思います。
──中村さんは、どうやって克服されたのですか?
「野菜を食べなければ死んでしまう」と思って(笑)。ほとんど野菜を食べられない子どもだったのですが、「健康に生きるために食べる」ことを学びました(笑)。
要は、ある方法でトマトを克服するんです。そのアイデアがとても面白くて、僕も家で試してみました!
──要にとっての「ぼったくり」のような、行きつけのお店はありますか?
僕、あまり家から出ないんですよね…(笑)。でも、一軒だけ、近所のお好み焼き屋さんにはよく行きます。ご夫婦でやられているお店なのですが、僕の仕事のことも知ってくださっていて。お好み焼き屋さんなんですけど、オムライスや親子丼もあって。そのオムライスがまた、めちゃくちゃおいしいんですよね。だから、お好み焼きとオムライスを両方食べています(笑)。
──最後に、本作の見逃せないポイントを教えてください。
片山さんが作る料理の“本物感”と、登場人物たちの温かさですね。それから、男女や年代に関係なく、みんなにとって大切な「食べること」をあらためて考えさせられる作品になっています。ぜひご覧ください!
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