NHK総合で4月20日に放送がスタートしたドラマ「デイジー・ラック」(毎週金曜夜10:00-10:45)。
同作は、海野つなみの同名漫画をドラマ化し、30歳という区切りを迎える幼なじみ4人の女性が、幸せを探して奮闘する姿を描いている。
物語は、小学生のときに「ひなぎく会」と名付けて集まっていた楓(佐々木希)、薫(夏菜)、ミチル(中川翔子)、えみ(徳永えり)が、えみの結婚式で再会するところから始まる。
第1話で楓は、勤務先が倒産し、恋人にもふられて「自分には何もない」と気付き、小さいころの夢だったパン職人になることを決意する。
そこで、1話で“どん底”に落ちてしまった楓を演じる佐々木に、役への思いや共演者とのエピソードなどを聞いた。
――最初に原作を読まれたそうですが、どんな印象を受けましたか?
とてもかわいらしいストーリーだと思いました。
全2巻の漫画の中に女性の“あるある”が詰まっているんですよね。明るくて前向きになれるお話だと思いました。
――楓とご自身が似ているのはどんな部分だと思いますか?
良くも悪くも真っすぐで、思い立ったら即行動するところです。
私もよく、周りの人から「大丈夫なの?」って心配されるんですよ。そういう点では、周りからよく言われることがせりふになっていると思います。
――せりふの一つ一つが本当にリアルなドラマだと思います。演じていてどう感じましたか?
楓は、仕事も何もなくなって“どん底”からのスタートでしたから、そのシーンを演じた時はすごく辛くて、少しナーバスになりました。
楓が結婚を考えていた彼氏から言われる「俺じゃなきゃダメってわけでもなかったんだよね」というせりふ、すごくリアルじゃないですか?
「何歳までに結婚したい」という発言は、言われた男性からしたら「それ俺とじゃなくてもいいじゃん」と思うんでしょうね。
――そんな楓も、パン職人見習いとして厳しい修行に励んでいますよね。修行のシーンでは楽しい気持ちの方が大きかったんでしょうか?
前向きな修行ですので、厳しいと言っても精神的にきついということではないんですよね。
「パン作りをしたいのに、まだまだ作らせてもらえない」という悩みはありますけど、私はそれは幸せな悩みだと思うんです。
パン作りがしたいのに、先輩の安芸(鈴木伸之)さんから「あなたにはまだ実力がないでしょ?」と言われたりして、楓にとっては辛いんだろうと思うんですよ。
でも、客観的に見ると、「それはそうだよね」と思うんです。
実力もなくて、入ったばかりですぐに職人になれるわけではないので、そういう下積みを一生懸命勉強することは、これからの未来のためでもあると思うんです。
だから楓には、たくさん悩んで、壁にぶつかって成長していってほしいなと思います。
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