――第6章のエンディング曲は、キャストとデジモンアーティストの皆さんによる「Butter-Fly~tri.Version~」ですが、レコーディングの感想などを教えていただければと思います。
花江:歌うとは思っていなかったので、最初はびっくりしました。でも「Butter-Fly」はずっと聞いていた曲なのでうれしかったし、不思議な感じでしたね。カラオケでも歌ってるし、「デジフェス」とかでも歌ったんですけど、いざレコーディングとなるとちょっとドキドキしました。でも、歌詞カードがいらないくらい覚えているので(笑)、あんまり練習もいらず、過去最短レベルの早さで終わりました。
――坂本さんは、和田光司さんとの思い出は何かありますか?
坂本:以前、ご飯をご一緒したときとかに、何かをみんなで歌ったんです。すごく真面目な方なんだなっていう印象でした。私たちもそうですけど、声を失う恐怖みたいなものは計り知れないから、ずっと闘ってこられて、こういう形でまだみんなに歌ってもらっているのは、本当によかったねって思います。やっぱり歌手として、こんな宝物はないと思うんですよ。病気と闘っているときは、不安と恐怖でつらかったと思うけど、歌がちゃんと残っているということは、本当によかったと思います。
――大人に近づく成長や葛藤が「tri.」では描かれていたと思うんですけど、その中でも特に好きなシーンやセリフをお伺いしたいです。
花江:「tri.」の中だと、太一の「待ってたら、あっという間に大人になっちまうよな」っていうセリフ。あと、第5章の「仲間の痛みから逃げない」っていうセリフが、太一の“決断したな”っていう瞬間だったと思うので、好きですね。
坂本:私も太一の「待ってたら、あっという間に大人になっちまうよな」っていうのは、絶対に外せないと思うんですよ。大人になった人にも、大人になろうとしている人にも刺さるセリフだなって思います。
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