「堂本剛の素(す)」剛自身が“どんなものを出していけばファンに伝わるのか”をものすごく悩みながら決めていった

2018/04/27 08:00 配信

芸能一般

4月13日より「GYAO!」にて配信が始まったドキュメンタリー番組「堂本剛の素(す) 」。過去2回分では「クマノザクラ編」と題して、103年ぶりに発見された新種の桜を〝芸能人初〟として鑑賞しに行った様子が配信された。すでに、これまでにない堂本剛の素が見られる動画として話題となっている。そこで、(株)GYAOの丸山智広氏とプロデューサーの三枝孝臣氏に番組の裏側について話を聞いた。

この番組でしか見せない顔がたくさん(c)Johnny&Associates.


丸山氏は、この番組の企画意図を次のように語る。

KinKi Kidsのお二人がネットという場所で、〝自分発信〟でやることによって、それぞれが持つこだわりをより多くの人に知っていただける番組を作れればと思ったんです」。

「本人たちを交えて内容を練っていった」と話すのは、三枝孝臣氏。三枝氏と言えば、「それ行けKinKi大冒険」(1996年日本テレビ系)をはじめ、数多くのKinKi Kidsの番組を手掛けてきた、ファンの間でもお馴染みの存在。番組制作にあたり、剛を交えて約3時間、話し合ったという。

「配信という新しいツールのもとでどういったものを作るべきなのか、あるいはどんなものを出していけばファンの人たちに伝わるかというのを、彼自身がものすごく悩みながら(内容を)決めていきました。やる以上はテレビではできないことをやりたいとおっしゃっていたので、僕たちも〝剛くん発信〟のものをなるべく大事にしよう、と。役割としては、『こんなんどうかなぁ?』っていうのが剛くんで、『それはいいね』『それだとちょっと…』っていう会話の相手というのが僕たちの役割でした」(三枝)

 また、「堂本剛の素」というタイトルについても、本人主導だったという。

「その話し合いの中で〝素〟というキーワードが剛さんの方から結構出てきて。そこから、堂本剛の…素だよねっていう(笑)」(丸山)

 実際の撮影はどのように行われたのだろうか。

「できるだけ少人数で行いました。その中には、剛くんが17歳のころにADやAPをしていたスタッフもいて。いい意味で内輪だったので、剛くんも話しやすかったと思いますね」(三枝)

 今週以降の配信では、剛のTSUYOSHI DOMOTO PROJECT 「ENDRECHERI」で見せる表現者としての一面に加え、プライベートでの小旅行に密着といった内容を予定。その見どころは?

「3、4回目では普段なかなか見られない剛さんの制作現場のほか、ATSUSHI NAKASHIMAさんのインタビューもあります」(丸山)

「一方、小旅行の方では、往年の〝バラエティー堂本剛〟が存分に出ているかと。彼は本当、本気でバラエティーをやったら、一番面白いと思うんですよ。今回は全6回で終了ですけど、もっともっといろんなことをやってほしいですね」(三枝)

 実際、剛自身も今回の番組には手応えを感じている様子だという。

「先日撮了したんですが、剛くんはディレクターに、音楽のレコーディングが近々あるから撮りに来てやと言ってましたね(笑)」(三枝)

「今回の配信後、ツイッターなどですごく反響があったんですよ。剛さんも楽しんで撮影されてましたし、続編につながるためにも多くの人に見ていただければと思います」(丸山)

取材・文=片貝久美子