――タイトルの「若様組まいる」の“まいる”とは全然違う意味で恐縮ですが、最近「まいったなぁ~」と思ったエピソードはありますか?
まさかのダジャレですか?(笑)
結構「まいったなぁ」と思うことは多くて、この前もお仕事で真剣を持ったんです。そんな予定はなかったんですけど、刀について教えてくださった先生のムチャぶりで(笑)。
緊張するなんてもんじゃなかったですよ。手がプルプルしました。紙を切ることになったんですけど、大きく振りかぶった方がいいからと、峰の部分を背中に当ててから振り下ろすんです。
刃の方じゃないと分かっていても、背中に剣を当てるなんて怖いですよね。あれは、本当に参りました(笑)。
――カメラの趣味を生かした新聞の連載が好評だそうですね。
ありがとうございます。少しずつではありますけど、上達している実感があります。
先日、連載のスタッフの方たちと報道写真展を見に行った時、この写真をどうやって撮ったのかなど、今までは気付かなかったことに目が行くようになって。写真の見方が変わってきたような気がします。
――普段は何を撮ることが多いですか?
高いビルが青い空を切り取っているような風景が好きなんです。空を背景にくっきり浮かんで写っているような感じ。
ビルじゃなくて、クレーンが飛び出したりしていてもいいですよ。ついつい、上を見てしまいます(笑)。
――趣味の話で言うと、本も好きなんですよね?
はい! 舞台の稽古中は、ずっと原作の小説を読んでいました。最近は、詩集にも興味を持ち始めて、最果タヒさんの詩を読んだりしています。舞台が終わったら、いろんな詩集を探してみたいです。
――よく読んでいる本のジャンルは?
現実味がないものといいますか、ファンタジーの要素がある物語が好きなんです。
日本の作家さんだと、伊坂幸太郎さんや森見登美彦さんのような、もしかしたらあるかもしれないと思わせてくれるような、現実と非現実のギリギリのところにあるような世界観の作品が好きですね。
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