濱田は「今作は、現代の教育に対する不信感や間違っているのではないかという疑問を、素直にぶつけている作品だと感じました。そんな作品を、自分と同年代の共演者さんたちと、今作の脚本で、『avex digital Award』にてグランプリを獲得された後藤(美波)監督と共に撮影するに当たり、短いながらもとても充実した時間を過ごす事ができました。
後藤監督は現役大学生でありながら、現場では監督として自分たち役者とお芝居に真剣に向き合い、いろいろなお話をさせていただきましたし、真面目でとても優しくてすてきな監督でした。この作品を通して、皆みなさんに『果たしてこのままでいいのだろうか』と思っていただければいいのかなと思います」と見どころを語った。
一方、後藤監督は「映画監督を目指し始めた時からずっと、故郷・浜松市を舞台に、高校生を主役にした映画を作りたいと願っていました。この度、いろいろな方々に導き支えていただき、このような形で実現できて、感謝の気持ちでいっぱいです。自分が社会に感じる思いや違和感を反映させながらこの脚本を書き進めました。拙い・荒い部分もあると思いますが、幅広い世代の方にご覧になってもらえたらうれしいです」と感慨もひとしおだったよう。
そして、主題歌には“京都×洋楽”で大注目のシンガーソングライター・Miyuuの「dandelions」を起用。同年代の後藤監督からの依頼を受けて、この作品のための書き下ろしたというMiyuuは、「この曲は、パート毎にそれぞれのストーリーがあって、どのパートにも共通して言えるものは、"葛藤と希望"。この世界がこんなに居心地が悪いと思っているのは自分だけなのか、自分の価値観は間違っているのか、周りを見渡せば、昔は自分と同じ少年少女だったはずの大人たちが口を揃えてバカなことを言っているのを見て、自分もいつかこうなってしまうのか。常にこうした自分を取り巻く環境に不安や焦りを感じるのは、今は見えない"希望"を追い求めているからだと思います」と解説。
さらに、撮影は数々の大ヒット映画の撮影監督を務めてきた唐沢悟が担当。音楽はカリフォルニア育ちの日本人シンガーソングライター・Michael Kanekoが務め、「映画の主題歌から劇伴まで担当するのは僕にとっても初チャレンジでした。新鮮な気持ちをもって取り組めたことで普段は生まれないような楽曲が生まれたり、後藤監督のお陰で僕自身の引き出しがすごく広がりました。監督も僕と同じく20代ということですごく刺激を受けましたし、他にもMiyuuさん、須藤連さんといった同世代の若いエレルギーが集まったことで、フレッシュな感覚がたくさん詰まった魅力的な映画になったと思います。『ブレイカーズ』、皆さんぜひご覧いただけるとうれしいです!」とコメントした。
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