スピルバーグ作品がわくわくするのはキャラクタが関係していた!?

2018/04/30 06:00 配信

映画

スティーブン・スピルバーグ監督の最新作で公開中の映画「レディ・プレイヤー1」(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

4月20日の公開から3日間で興行収入474,413,200円(動員数:282,618人)を記録し、現在も大ヒット上映中のスティーブン・スピルバーグ監督の最新作「レディ・プレイヤー1」。若者たちの生きがいとなっているVRワールド「オアシス」を舞台に、「オアシス」の開発者から「オアシスのどこかに隠された宝の卵『イースターエッグ』を見つけた者は、オアシスの後継者となれる」という遺言が発信される。主人公・ウェイド(タイ・シェリダン)がその権利と財産を巡る争奪戦にのめり込む中で、「オアシス」を牛耳ろうとする巨大企業から、自分たちの唯一の世界を救うことを決意する姿を描く。

今回、スピルバーグがアドベンチャー作品を作るための秘訣(ひけつ)とわくわくする秘密を明かすとともに、その映像も公開された!

スピルバーグが手掛けてきた映画「E.T.」(1982年)、「グーニーズ」(1985年)、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなど、誰もが一度は耳にしたことのあるアドベンチャー作品に関して、「僕のアドベンチャーに登場する少年は、ある意味アウトサイダーかもしれない。何かに葛藤していたり、全てがうまくいっているわけではないんだ。この映画にもそれは描かれるよ」と語り、主人公の少年が少なからず何かしらの問題を抱え、葛藤しているという共通点があることを明かした。

スピルバーグの言う通り、「E.T.」のエリオットも幼いという理由からゲームの輪に入れてもらえず疎外感を感じていたり、「グーニーズ」のマイキーも体の弱い少年で、一家が立ち退きを求められていた。また、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティも明るい性格ではあるが、すぐ頭に血がのぼる癖があり、家庭にも少し難があった。

そして同作についても「主人公のウェイドには本当の親がおらず、彼のことが大嫌いなボーイフレンドがいる叔母さんと暮らしている。ウェイドはあまりよくない生活を送っているんだ。それが彼が VR の世界『オアシス』にもう一つの人生を見出している理由でもあるんだ」とウェイドの置かれた状況を語る。