アニメ「ぬらりひょんの孫」アフレコ収録開始、キャスト陣は役作りに奮闘中

2010/05/11 17:45 配信

アニメ 芸能一般

アニメ「ぬらりひょんの孫」のキャスト陣

7月からスタートするテレビアニメ「ぬらりひょんの孫」(読売テレビ、BS11ほか)の第1、2話のアフレコ収録が行われ、収録を終えた出演声優の福山潤、大塚周夫、堀江由衣、杉田智和、平野綾、谷山紀章が取材に応えた。

同作は、漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の同名漫画のアニメ化作品。人間と妖怪のクオーターで、関東一の妖怪一家・奴良(ぬら)組を率いる妖怪・ぬらりひょん(声:大塚)の孫である中学1年生の少年・奴良リクオ(声:福山)が、奴良組の三代目頭領になるべく成長し、仲間を守るために戦う姿を描いた任きょうドラマだ。

福山は自身が演じるリクオについて、「昼は12歳の中学生として人間の友達とほんわか過ごしていますが、夜は奴良組三代目として妖怪たちと任きょうドラマを繰り広げていて、そのコントラストが楽しいと思います。リクオを演じてみて、自分が思った以上に任きょう物に寄るようにと演出されているので、予想した以上に格好良く、演じがいがあります」と手応えを語る。

妖怪役の面々からは、ぬらりひょん役の大塚が「ぬらりひょんは後ろ頭が長くなるくらい生きていますから、相当な妖術を使えるはず。ですが、そうしたところは一切出さず、“いいおじいちゃん”でありたい。そのバランスが難しいですね」と役作りに苦戦している様子。

人間側からは、リクオのクラスメートの清継役の谷山が「清継はクラスのムードメーカーですが、テレビアニメではさらに奇抜で面白いキャラにしてほしいと要望され、より普通じゃないところを意識して演じさせていただいています。開き直ることも大切なのかなと思いつつ、自分自身楽しんで演じていこうと思います」と役作りに取り組んでいるようすを語った。

また、 作品の見どころについては、「妖怪が怪しげに出てくるところと、普段の学校の楽しいところとのコントラストや、テンポの良い展開がアニメとしてとても良くできている印象を受けました」と雪女役の堀江。画面の描き込みも、「隅っこの方で妖怪たちがこそこそお菓子を食べていたりして楽しい。桜や竹などの背景もとても丁寧に描かれていてキレイですのでそういうところまで注目してください」と目を輝かせた。

妖怪の鴆(ぜん)役の杉田は「人間たちが忘れがちなきずなを思い出させるような、妖怪たちの結び付きの強さも魅力。ホームドラマのような雰囲気も楽しめると思います」と見どころを語った。

「もしも妖怪の力が使えたら何がしたい?」という質問に、リクオのクラスメート・家長カナ役の平野は「ぬらりひょんは無銭飲食が得意とのことなので、その力でお菓子をたらふく食べたいですね(笑)。現実では絶対にできないことですから。また、陰陽師(おんみょうじ)も登場するのですが、そちらの能力にも興味があります。妖気を察してみたいです!」と想像を膨らませていた。