――今回初共演の萩原さんの印象はいかがでしたか?
最初は、上手くコミュニケーションを取れるか心配だったのですが、小さい時からずっと拝見していた俳優さんだったので、ご一緒できることが、ただただ光栄だなと思いました。
自分は白鳥麗子(「白鳥麗子でございます!」1993年、フジテレビ系)だと思っていた時代もあるくらいなので(笑)。
「萩原聖人さんだ~!」って、お見かけしたときの感動は大きかったですね。
――面白かったシーンは?
みんなですき焼きを食べるシーンですね。何で上司が部下の家ですき焼きを作っているの?って(笑)。
あのシーンは演じていてとても楽しかったです。三田園さんは全然食べてくれなかったんですけど、その2人の温度差も含めて楽しいシーンになっているんじゃないかと期待しています。
――今までも動物と共演されたことはあると思いますが、今作のバブはどうでしたか?
これまでで動物と一番関わりが多かったのは、連続テレビ小説「ファイト」(2005年、NHK総合ほか)という作品の中で、本競走馬の世話をした時ですね。8カ月くらいずっと馬と一緒だったので、大きい動物と一緒に演技することに対しての恐怖はなかったです。
バブはすごくやんちゃでした。優秀だから忘れちゃうんですけど、まだまだ遊びたい盛りなんですよ。
うっかりすると手に跡が付くくらい引っ張られてしまうとか、「大型犬ってこんなに力持ちなんだ」という当たり前のことを体感して驚きました。
――撮影中、ハプニングなどはありましたか?
人間もそうだと思うのですが、動物はより何回も同じシーンをやると飽きちゃうんですよね。
でも、何回もやらないとドラマって撮れないんです。
その時に現場が停滞してしまって、誰も悪くないんだけど「あーまたうまくいかなかった」という感じになる。
その時に、うまく現場が回らないことに対していら立ちが起きるじゃないですか。
そんな中で、萩原さんがバブを抱き締めて「そうだよな、おまえも遊びたいんだよな。分かる分かる。よしよし。ごめんごめん」って言いながら、すごく朗らかに、バブに合わせて何度も同じようにお芝居されているのを見て、「この方はすごいな」と思いました。
――バブを通して萩原さんへの尊敬の念が強くなったんですね。
そうですね。こういうふうにバブと関われば自分も楽だし、撮影するみんなも穏やかな気持ちになれるんだなって思いました。
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