――以前、キャストの方々からの助言も受けながら役作りをしているとおっしゃっていましたが、相談しながら作り上げた“新藤像”には近づけたなと思いますか?
台本を読んだときに、新藤にはまだもうちょっといろいろできるなっていう可能性をすごく感じたので、アドリブは入れています。
初日のワンシーン目のとき、吹越(満)さんが新藤らしい電話の取り方についてアドバイスをくださいました。
電話を取るときに、台本では「特捜班、新藤です」って言うだけのところを、新人で張り切っているから「警視庁捜査一課特捜班、新藤亮です!」って言っちゃいました(笑)。
本番の直前に吹越さんに言われたので、「あ、結構試されてるな(笑)」って、その日に感じたんです。
――でも、しっかり対応できたんですね。
一発でいけました(笑)。もちろん言えただけじゃ駄目だけど、「これで、皆さんの中に食らいついていけるのかな」とは少し思いました。
それから、新藤は吹越さん演じる青柳さんを苦手としているという設定なので、青柳さんを見ないとか、青柳さんのときだけちょっと反応を変えて頭を下げないとか、そういう細かな部分に気を付けて演じています。
井ノ原さんとの掛け合いでは、結構叱られているにも関わらず、先走っちゃって「また僕、先走りました?(笑)」っていうせりふがあるんです。台本のせりふとしては1回くらいしか出てきてないんですけど、“先走りキャラ”って使えるなと思って、いろんなところでアドリブで言ってます。
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