'18年4月より放送中のアニメ「レディスポ」(TOKYO MX)に出演する菅沼美咲は、普段は女優業を中心に活動を行いながら声優、モデル、タレントとマルチな活躍を見せる注目の若手女優の一人だ。アート個展「女優展」への参加も控える菅沼に、女優業を目指したきっかけや女優と声優の両立についてなど、話を聞いた。
──まずは菅沼さんがこの世界に入ったきっかけについて教えてください。
この世界に入ろうと思ったきっかけは、実はたくさんあって(笑)。その中でも最初のきっかけは、中学の時に所属していた吹奏楽部のミニコンサートでした。ミニコンサートと女優業というと、なかなか結びつかないと思うんですけど、そのコンサートが始まる前に5分間だけお芝居をやってほしいと当時頼まれまして。それでその時に脚本から演出、主演、しかも男装まで全部やったんです。そしたら同じ吹奏楽部の友達から「そっちの方が合っているよ」と言われて、それが本当に一番初めのきっかけですね。
声優業については、初めて声のお仕事を頂くことになったのは「生テレ」(動画配信サービス)のおかげなんですけど、それよりも前に私にはいろいろとうまくいかない時期があったんです。それで落ち込んでいた時に、ある声優さんの番組を見ていたら気持ち的に助けられて…そのことがあって、私もそんな声優さんになりたいと思ったことが、声優業を始めたきっかけになります。
──女優業と声優業の両立は難しい部分もあるかと思います。今後はどちらの分野に力を入れていきたいという目標はありますか?
うーん、私の中では女優にせよ声優にせよ、どちらも役者と捉えているんですよね。なので、正直今後演技を磨いていくのであれば、どちらもとんとんでやっていけるのが理想だとは思っています。ただ、今演じてみたいと考えている役が男の子の役なので、そういう意味ではお仕事があれば声優の方にいきたいな、と。でも女優業も今まで学生役しか出来なかったのが、OL役も出来るようになって、映像の方も年齢が上の役をやっていきたいと思っているので、最終的には役によりけりになっちゃうかも(笑)。トータル役者としてどちらもやれるのがベストです!
──今後の夢や目標について、教えていただけますでしょうか。
まだまだたくさんの役と出会いたいです! 声のお仕事では、やっぱり映像の世界では出来ない役を演じられることも魅力だと思うので、魔法使いだったりちょっとセクシーなお姉さんだったり…あとは映像だとまだ演じることが出来ないので、お母さん役とかも良いかも(笑)。見た目が実年齢よりも下に見られがちなので、年上の役に挑戦していきたいですね。それからゲームとアプリが好きなので、関連するお仕事には携わりたいと思っています。それで最終的には動画付きラジオで自分の番組を持つことが夢です! 実は声優の道に入った理由の一つでもあるんですけど、先にお話しした私を助けてくれた声優さんが同じように番組を持っていらっしゃるんです。女優ではこの夢も実現が難しかったですけど、今は声優の世界にも足を踏み入れたので、将来的には自分の番組が持てるまでに成長していきたいですね。
取材・文=竹内巴里
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