明るくはきはきとした口調でインタビューに応えてくれた小田切正代は、映画「猫カフェ」への出演を控える注目の若手女優。さらに今夏には、セル&レンタルDVDが全国でリリースされる「ぞくり。怪談夜話」シリーズ(収録の1編)にも出演を果たすなど、女優として腕に磨きをかけ成長を続けている真っ最中だ。その小田切に、仕事をしていて楽しい瞬間や今後の目標などについて話を聞いた。
──早速ですが、小田切さんの女優としての活動歴を教えてください。
普段の活動としては、舞台から映像のお仕事まで幅広く出演させていただいておりまして、少しずつですが地上波でのお仕事も増えてきました! それから最近ですと、人気声優の久保ユリカさんが主演を務めている、映画「猫カフェ」にメインキャストで出演いたしました。映像と舞台とではまるっきり別のようなもの、という気がしているのもあるんですけど、演技に当たる時にはそれぞれ違う感覚の部分で血が騒ぎますね(笑)。でも今は与えられた役についてどれだけ自分は表現できるか、日々葛藤しながら演技力を磨いています。
──小田切さんが仕事をしていて、楽しい!と思う瞬間はどんな時でしょうか?
このお仕事をしていると、たくさんの人たちに出会うことが出来るので、そこが楽しいと思っています! でも一番楽しいのは、自分のイメージと表現が一致した瞬間。これは役を演じる時もそうなんですけど、映像として撮られた際に、自分のイメージと一致した動きや表情が出来ていると、思わずやった!と思っちゃいますね(笑)。実際は撮影されたシーンをすぐに見ることはなかなか出来ないんですけど、でも監督の「オッケーです!」という声が満足感にあふれているのを聞くと、おっしゃー!と思います(笑)。
──今後の夢や目標について、教えてください。
夢は、“時代を引っ張る人間の一人になること”です。それから“いい女”として生きられるようになりたいですね。といっても、私の中でまだ“いい女”の理想は研究中なんですけど(笑)。でも、芯があって、自分を持って、自分を信じられる人はやっぱりかっこいいなと思います。私とタイプは異なると思うんですけど、例えば女優の二階堂ふみさんには憧れを持っていますね。私は映画「ヒミズ」で、初めて二階堂さんの演技を拝見したんですけど、表現力がすごいんです。それに自分もしっかり持っていらっしゃるし、生き方も戦ってきた感じがあってかっこいいなって。加えて世間に対して反抗心みたいなものも持っている。何というか、世間から何か言われても負けずに自分もちゃんと意見をお話されるんですよね。それも割と強い言葉だとしても、二階堂さんだから許せちゃう。そんなかっこいい二階堂さんに憧れますね。私自身はお芝居で食べていけるようになることが当面の目標ではありますが、あとは毎日楽しく幸せに生きていきたいです!
取材・文=竹内巴里
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