劇団、本谷有希子 第15回公演「甘え」が5月10日に公演初日を迎え、主演の小池栄子と作・演出の本谷有希子が同日、都内で会見を行った。
劇団旗揚げ10周年、主宰の本谷自身も生誕30周年という記念すべき年に公演を迎えた本作。日本に実在した“夜這い”の文化をモチーフに、不道徳を描く。
小池は「自分の価値観と戦う女の子を演じるんですけど、自分に置き換えられる部分もあって、今まで築いてきた価値観とどう向き合っていくか、やりながら苦しんでます。この舞台は自分と向き合う時間でもあるので、日に日に精神はやつれていく感じです」と役を演じる感想を話した。
本谷は「役は小池さんを見て、私が作りました。脳みそがおしゃれで、価値観がダサい人って面白いなと思って、当ててみたらハマりました(笑)。私はテレビでしか彼女のこと知らなかったんですけど、本質的な部分を引っ張ってると本人が言うので、似ているのだと思います」とキャラクター像を明かした。また、舞台の仕上がり具合を点数で聞かれると「何点っていうか…“魂が有るか無いか”という話をすごくしていて、ちょっとは魂がある感じです」と出来栄えを語った。
タイトルにちなみ、甘える方?と聞かれた小池は「ちゃんと甘えますよ。特に今回の舞台は先輩たちばかりなので、けいこ場でもどっぷり甘えてます。みなさんが思ってるほど姉御気質でもないんですよ」と意外な一面を見せた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)