大野いと、沖縄ロケで感動「皆さんの温かい気持ちが伝わって、すごくうれしかった」

2018/05/07 12:00 配信

映画 インタビュー

演じる愛美を「内気な性格な子」と分析(C)クジラの島の忘れもの製作委員会


愛美は内気な性格な子


――愛美は、どんな女性だと捉えていますか?

我慢、我慢の連続だった女の子なのかなと。幼い頃に家族を亡くして昔から周囲に対して気を使っていただろうし、大きくなって自立した後も、なかなか自分の意見を言えないような内気な性格。

そんな愛美が、ベトナム人の青年・コアさんと出会って、少しずつ心を開いていく様子をうまく表現できたらいいなと思いました。

――愛美とコアの関係については、どう思いましたか?

愛美はコアさんに何かを求めていて、コアさんは愛美に一目ぼれ。すごく、いい関係ですよね。

――コアさんは、ストレートに自分の気持ちを伝えますからね。

自分が好きな人、気になっている人から、あんなふうにストレートに思いを伝えられるなんてうらやましい(笑)。一人の女性として憧れます。

――コア役の森崎ウィンさんの印象は?

雑誌で拝見したことがあって、とても雰囲気のある方だなと思っていました。撮影の初日に、コアさんが愛美に思いを伝えるシーンを撮ったんですけど、その時の森崎さんの表情がびっくりするぐらいすてきで。

愛美が心を動かされても不思議ではないなと感じて、すんなり役に入り込むことができました。

――沖縄ロケで思い出に残っているエピソードは?

座間味島での撮影が終わって帰る時に、島の人たちが沖縄の有名な曲を流しながら皆さんで見送ってくださったんです。

中3の時も同じような感じだったなと思い出したら涙が出てきました。島の皆さんの温かい気持ちが伝わってきて、すごくうれしかったです。

――劇中では“誕生日”がキーワードになっていますが、大野さん自身の誕生日秘話はあったりしますか?

たぶん、小学校の3年生だったと思うんですけど、初めて誕生日のケーキがモンブランのホールになったんです。

それまではお母さんが買ってきてくれたショートケーキのホールが定番。でも、その年は、食べたいケーキを聞かれたのでモンブランをリクエストしたんです。

そこからは毎年、私が好きなケーキを選べるようになりました。あの年の誕生日は思い出に残っています。

――モンブランが好きなんですか?

大好きです! いろんな種類のケーキがあったとしても、間違いなくモンブランを選びます(笑)。

――土台は何がいいですか。スポンジ? タルト?

私は、タルトが好きです! 知り合いのスイーツ研究家においしいモンブランのお店を教えてもらったので、今度食べに行こうと思っています。

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