「半分、青い。」松雪泰子、『ずっと“お母さん”でいる気分です』

2018/05/04 08:15 配信

ドラマ インタビュー

芽郁ちゃんの“受け皿”になれるように


──永野さんのヒロインっぷりは、いかがですか?

芽郁ちゃんは胎児から始まり、1人の人物を長いスパンで演じていくんですよね。物語の中でもヒロインは、喜び、悲しみ、格闘して進んでいくんですけど、同じように芽郁ちゃんも、たくさん奮闘しながら作品に向き合っています。

現場にいられる時には、少しでも近くにいようと思っているんです。心から応援しています。

──永野さんから相談を受けることはありますか?

演じ方について相談されることもありますし、「こうしよっか」と私から提案することもあります。だけど、彼女の中にはちゃんと世界があって、鈴愛を表現しようとしているので。どちらかというと、芽郁ちゃんが自由にやる中で、お母ちゃんは受け皿になりたいなというスタンスですね。

松雪は永野について、「目の奥に鈴愛の信念と彼女自身の信念が見える」と語る(C)NHK


──そんな永野さんに、はっとさせられたことはありましたか?

彼女は芯が強いです。目の奥に鈴愛の信念と彼女自身の信念が見えるのは、視聴者の方にも伝わると思います。生き抜く「強さ」が彼女の魅力ですし、お母ちゃんとしては安心な部分ですね(笑)。

今後の見どころは?


──最後に、見逃せないポイントを教えてください。

上京すると決めた鈴愛が実際に上京するまでの、一連のシーンが印象的なんです。中でも一番は、上京の前日に鈴愛と晴さんが寝室で話す場面(5月9日[水]放送)で、とても印象深いですね。子どものころの鈴愛(矢崎由紗)と同じ布団に入るシーンがありましたが、大人になった鈴愛とも同じことをするという作品のポイントになっていますので、注目していただければと思います。

第1週で放送された、鈴愛(矢崎由紗)との印象的なシーン(C)NHK