京都を拠点に活動する人気劇団のヨーロッパ企画は5月15日(土)、都内で「第6回 ショートショートムービーフェスティバル」を開催。当日は、監督作品を出展するヨーロッパ企画主宰の上田誠、女優の水野美紀、お笑いコンビ・カリカの家城啓之らが出席する予定だ。
「ショートショートムービーフェスティバル」は、“運営委員によって決められた共通タイトルであること”、“5分以内の映像”の2点をクリアした作品を上映する映画祭。ヨーロッパ企画のメンバーのほか、ゲスト監督の作品、一般応募からの作品も上映される。今回のタイトルは「ロック」で、大阪、東京など各予選会を勝ち抜いた全16作品を上映し、ゲスト審査員と観客の投票によってグランプリを決定する。
水野の作品は、カフェで自身のうわさ話を耳にするという自虐的な内容。せりふには実際に報道された水野にまつわる都市伝説のような(?)うわさも盛り込んでおり、コミカルな水野の表情が魅力の一作。
ミュージシャンのかせきさいだぁ≡監督は、自身が描くマンガのキャラクター“ハグトン”を主役に、ロックに目覚めたハグトンが巻き起こす騒動を描くほのぼのストーリーを。スチャダラパーのANIが出演、BOSEがナレーションを務めた力作だ。
東京の予選会で1位を獲得した俳優の永野宗典監督の作品は、ホームレスになった現在の自分と、かつて夢を追っていた過去の自分が交流するさまを描く。自問するようなせりふが特徴的。
作品のタイトルと上映時間だけを守れば作品のジャンルを問わないという映画祭だけあって、その内容は多彩。22日(土)には大阪でも本選が行われる。
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