――「ひなぎく会」のお三方とは初共演だそうですが、すぐに仲良くなられたと伺いました。
のんちゃん(佐々木)と(中川)翔子ちゃんはバラエティー番組で以前一緒だったみたいですが、私は一緒にお仕事をさせていただくのは3人とも初めてです。
記者会見などでも話が出ましたが、やはりクランクイン前に“リアルひなぎく会”ができたことがとても大きかったです。
初めて4人が顔を合わせた日に、もう「LINEを交換しよう」「ご飯を食べに行こう」ってなって。みんなでお店を探していたら、翔子ちゃんが「うち来ない?」って言ってくれたんです。それが大きくて。
それでお家に行ったら、翔子ちゃんがご飯を作って待っててくれていて。その温かさと、お家ということもあって、何か示し合わせたわけでもないんですけど暴露大会のようになり、みんな一つずつ自分の爆弾を投下していくという(笑)。「会って2回目でこんな話する?」という話をものの数分でし始めて…楽しいですよね(笑)。
一度友達になった上で改めて「デイジー・ラック」という作品に取り組むことになったので、それがあるとないとでは雲泥の差だと思います。
そうやって家でご飯食べようって言ってくれた翔子ちゃんにも感謝ですし、気を遣わずにいてくれたなっちゃん(夏菜)とのんちゃんにも、そういうメンバーで良かったなって思います。
――中川さんは、「みんなと出会えて、生きててよかった」とまで仰っていました。
のんちゃんも「こういうキャスティングをしてくださった方々に感謝」って言っていて、すごく気持ちが分かります。
私達の仕事は1クール(3カ月)がひとつのくくりだったり、もっと短い期間しかお会いしなかったりするので、長くみんなと一緒にいることってなかなかできないんです。
その中で、最初からここまで関係性を密に作れるっていうのは奇跡に近いことなんですよね。本当に良かったなと思います。
――仲がいい上に、他のお三方は役と本人が近いとなると、「ひなぎく会」で話しているシーンで徳永さんも素が出そうになりませんか?
いえ、そこはまだ“えみちゃんスイッチ”を頑張って入れているので大丈夫です(笑)。
でも本当はツッコミたくなる時がすごくあるんですよ。
今はようやく落ち着いてきたんですけど、私がこの前に出ていた作品が「わろてんか」(2017年10月~2018年3月、NHK総合)という作品で、そこで“アドリブ大将”と言われる濱田岳さんとずっと一緒にいてしまった分、いちいち全てにツッコミたくなってしまう衝動に駆られました(笑)。
でも「いけないいけない、それはえみちゃんじゃない」って思いながら抑えて…最初のころはそれがつらかったです(笑)。
みんながアドリブを出せる部分は結構あって、そこはやっぱりリアルに仲良くなれたから委ねられるところですよね。ひとりぼっちじゃアドリブはできないということは、濱田岳先生に教えていただきました(笑)。
目線が合ったりとかそういう細かいところなんですけど、みんなが役として、台本の余白の部分でいろいろできていて、それができる空間で良かったなと思います。だから、「ひなぎく会」のシーンをやっていて本当に楽しいです。
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