――30歳というボーダーが一つのテーマですが、徳永さんもまさに、5月9日に30歳になられたばかりで役とリンクしていますね。
このタイミングで出演できることが、すごくうれしいんです。脚本を読んでいて気持ちがよく分かるんですよ。
30になる・ならないの自分が感じることや周りの友達から聞く話など、今の自分をリアルに投影できるというか。
私だけじゃなく、他の3人もちょうどその狭間にいて、そういう女性たちが語らなくても出るものってきっとあるんだろうなと思うので、自分もその中に入れてもらえてよかったなって思います。
――30歳になることは、何か特別に意識されましたか?
私は10代からこの仕事をしていたってこともあるんですけど、10代のうちから早く30歳になりたいと思っていました。
根本は変わらないだろうけど、身軽になるんだろうなと思っていたんですよ。
実際、思ってたように身軽さは手に入れているので、ある意味、なりたい自分になれているのかもしれません。
10代のころに思い描いてたよりは子供ですけど、年をとるっていいことだなって思いました。
――女優として、どんな30代を歩みたいですか?
そうですね、逆にどうなるのかが楽しみです。この仕事をとにかく一生懸命頑張ろうって思えたのはここ数年のことだったので(笑)。今になって突然エンジンがかかったんですよね。
10代、20代のころは、いまいち自分の中で覚悟を決めきれなかったというか、「果たしてこのままでいいのかな」っていう思いのほうが強かったんです。
今は、この歳になってすごく好奇心が増してきてしまったので、そのまま、けがをしない程度で走り続けて、それからもう一回振り返って考えればいいかなって。
楽しみなんです。きっと私、今が楽しいんですよね。なので今は一つ一つの作品や役を全力で演じて、その先に積み重なっていればいいなという感じです。
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