張り巡らされた罠の中で、加藤和樹が客席を罠にかける!?

2010/05/15 18:21 配信

芸能一般

行方不明になった妻を捜す夫を演じる加藤

ロベール・トマ原作のサスペンス劇「罠」が5月15日(土)から上演開始。行方不明になった妻が、戻ってきたら、別人だった! だが、証拠はどれも現れた彼女が妻であることを示すばかり。さまざまな証人も登場し、騒動は大きくなり、やがて殺人事件まで発生してしまう。主役・ダニエルを演じる加藤和樹に意気込みを聞いた。

「昨年も主演で出させていただいているのですが、今回は自分以外のキャストは全員変わっています。演出も舞台初演出の深作健太さん。心機一転新たな『罠』です。基本的な流れは同じですが、台本やセットが微妙に違っているので、再演というよりは新たな気持ちでゼロから作っています」と気持ちをリセットして臨んでいるようす。

見どころについては「最後の最後まで緊張感がある舞台ですし、最後に待ち受ける真実というものにたどり着くまでの男女6人の心理戦を感じてもらえれば」と語る。

シリアスな作品である一方、けいこ場では笑いが起こるエピソードも。

「ほとんど出ずっぱりで、休憩もあまりとらないので、おなかが鳴っちゃったなんてこと、みんな結構あります(笑)。俺も静かなシーンで鳴っちゃったりしますよ。本番はもちろん、大丈夫です!(笑) あと、昼ドラ『インディゴの夜』でご一緒した松田賢二さんとまた共演なんですが、めっちゃ面白い人なんですよ。“インディゴ”でお会いした時よりも印象がガラリと変わりましたね。なんというか…(小声で)“大きな子供”っていうか(笑)。面白くて茶目っ気がある人です」

また、観劇に来る人たちに向けて「いままで見られた方も見てない方も、この『罠』という芝居の緊張感とその場の空気を感じてもらえたらいいなと思います。最後には、この6人で劇場に来てくださったみなさまを“罠”にかけますので、楽しみにしていてください!」と予想のつかない展開を期待させるメッセージを送った。