撮影中に怪現象が発生!?ドラマ「よしもとドラマ部~金の卵オーディション」現場リポート

2018/05/14 12:59 配信

ドラマ


一方、村上が担当した「私って、性格悪いんです」では主演を務めた平岡が、会話劇から間髪を入れずに独白シーンへと移る演技に挑戦! またセリフのテンポが肝であったため、遅すぎず速すぎず絶妙なバランスを取るべく平岡は何度も同じシーンの撮り直しに挑戦し、鈴木監督からの指示のもと満足いく仕上がりになるまで質を高めていった。

【写真を見る】独白シーンでは一瞬で表情を変化する演技に平岡が挑戦した


そしてその質の高さは、共演の新宿や筒井も求めていくことに。さらに脚本を書き下ろした村上もモニターでの演技確認だけでなく、現場にも頻繁に足を運び、気になる部分があれば自ら演者に話し掛けるなど、こちらもより良い作品を目指し追求していくさまが印象的だった。

【写真を見る】カメラが回っていない間は談笑する姿も見られたが、本番になると一気に女優の顔に


順調に2編の収録を終える中、事件が起こったのは宮地の担当作品「特別授業」の撮影時だった。「特別授業」はホラー色が強く、他2編に比べて撮影も緊迫感に包まれていたが、前半部分を撮り終えたところで、なんと停電が突如として発生! 撮影日はあいにくの天気ではあったものの、雷が周囲に落ちた様子もなく、さらに停電している地域は現場周辺のみという異様な空気に。

【写真を見る】突然の停電に見舞われ、非常用の明かりの下撮影再開を待つ若手女優たち


主演の松城をはじめ、和久井、兵藤、千北は、突然の事態に驚きを隠しきれず、恐怖を紛らわすためなのか、4人で和気あいあいとガールズトークを繰り広げながら、撮影再開までの時間を過ごした。そんな4人の様子を見ていた宮地は、女優たちのテンションを下げないよう、自らもその輪の中に入っていきトークに参加。そののち停電は復旧、撮影も再開され、大きな問題もなく全ての収録が終了を迎えた。しかし停電の原因は結局わからずじまいとなり、“全ては宮地の仕業”という共通認識のもと、演者、スタッフ一同は現場をあとにしたのだった。

【写真を見る】宮地謙典(ニブンノゴ!)と会話を交わしながら復旧までの時間を過ごす


トラブルに見舞われながら、12時間超と長い時間と大勢のスタッフの気持ちを掛けて作り上げたドラマ「よしもとドラマ部~金の卵オーディション」。番組は、5/27(日)昼0:30からBSテレビ局「BS-TBS」にて放送される。

取材・文=竹内巴里