中川翔子『激しく同意だよ』と役に共感!「デイジー・ラック」の極貧バッグ職人・ミチルを語る

2018/05/15 08:00 配信

ドラマ

【写真を見る】中川翔子の貴重な“胸キュン”シーンも!(C)NHK


原作にあったドキドキのシーンがドラマでも


――磯村さん演じる貴大とミチルの関係も気になるところだと思うんですが、中川さん自身は、二人の関係性をどう思いますか?

私は、男女の友情は成立すると思っているので、それが急に恋に変わるのって「どれだけドキドキするんだろう?」って考えていました。

原作は全2巻なので、ドラマはその先のストーリーを描くことになるんです。視聴者としても展開が楽しみですね。

もちろん原作にあったドキドキのシーンがドラマでも描かれるんですが、その撮影のときとかはもう「ひゃー!」って感じでした(笑)。

――お二人の撮影現場での雰囲気はいかがですか?

二人のシーンは、いつも撮影が劇的に早く終わるんです。

ドラマ全体の撮影初日がミチルの部屋で、貴大とミチルのシーンをたくさん撮ったんですが、予定より3時間半早く終わりました。だからすごいシンクロっぷりなのかな? って思っているんですけど、雑談する間もなく終わっちゃっています(笑)。

ミチルが貴大を小突いたり、二人でポテチを取り合ったりするシーンは台本には書いていないんですけど、現場で作り上げた演技なんです。

ミチルと貴大の二人はきょうだいみたいな、性別の区別がなくじゃれ合っている感じがすごくかわいらしいので、微笑ましいシーンになっているんじゃないかと思いますね。

――中川さんが今作のような恋愛シーンを演じるのは珍しいと思うんですが、演じられてみていかがでしたか?

全く私のイメージにないですよね(笑)。

もう私、20代前半を振り返ると、本当にミチルが言っているみたいに仕事が楽しくて仕方がなかったので、恋愛なんかじゃなくて、仕事がしたい! っていう考え方だったんです。

だからこそ、ミチルが「もうアラサーだ! やばい全然恋愛してない!」ってハッとしたときの気持ちが握手したいくらいよく分かるんです。

このドラマでは、焦って相手を探すんじゃなくて、そういう恋愛のきっかけは急に来るものだったりするということを描いているので、面白いなと思います。

「ひなぎく会」はプライベートでも仲良し(C)NHK


中川家で行われた「リアルひなぎく会」が仲良くなるきっかけに


――幼なじみの「ひなぎく会」を演じている佐々木さん、夏菜さん、徳永さんとは本当に仲良しだそうですね。

撮影に入る前は、例えばですけど、女子が集まるとギスギスする部分があるかもしれないと考えていたんですが、この4人には全くないんです。

自然に生きていると、こんな素敵な場所に出合えるんだ、うれしいなって、思います。

“アラサー”になったからこそ、こんなに一緒にいて楽な存在に出会えたのかもしれないですね。

ドラマの中でも、うそがない姿をお届けできていると思います。それぞれが演じている役にすごく似ているので、「ひなぎく会」の4人で集まっているシーンは、ドラマの中でしゃべっているのか、普段の感じでしゃべっているのか分かんなくなるんです。

一度、私の家で集まってみんなでワイワイする「リアルひなぎく会」を開いたのですが、それが出来て良かっです。あれがなかったら現場の雰囲気もだいぶ違ったのかなと思います。

――アドリブも多いんでしょうか?

そうですね。

セリフを言い終わってもカットがかからないときには、自然にそれぞれが話していることがすごく多いので、(演技と普段の)境界線がだんだんなくなってきています(笑)。

――最後に、今作の見どころを教えてください!

エンディングのダンスですかね。

4人で合わせて練習する時間がほとんどなかったんですけど、それぞれが練習してきて、本番を撮ったら何回かのテイクでばっちり決まったので、うれしかったんです。

この4人の居心地の良さと、4人だったから良かったということがダンスという形で表現されている感じがします。

完成した映像を見ていたら「みんなかわいいな」って愛おしくなっちゃって(笑)。思わずLINEグループに「みんな幸せになってね」ってメッセージを送ってしまいました。

あと、声を大にして言えるのは“アラサー”っていいよねってことです。しんどいこともあるけど、楽しいことがとっても大きいです。

それに、女子が集まると痛みを支え合えて、強くなれるという、そんないいところが見える作品だと思います。