丸山智己、共演者やスタッフに不思議な縁「今までの作品とは何かが違う」【「スモーキング」インタビューVol.2】

2018/05/17 19:35 配信

ドラマ インタビュー

素手で悪党をつぶしまくる“潰師”のゴロを演じる丸山智己


岩城宏士の同名漫画をドラマ化し、テレビ東京ほかで放送中の木ドラ25「スモーキング」(毎週木曜夜1:00-1:30ほか)。

本作は、 “剥師”の佐辺(石橋凌)と“物足師”の八丁(金子ノブアキ)、“潰師”のゴロ(丸山智己)、“薬罪師”のヒフミン(吉村界人)といった4人のアウトローが殺し屋集団「スモーキング」として、人間の皮をかぶった悪魔を駆逐していく。

メインキャストの石橋、金子、丸山、吉村にインタビューを敢行する短期連載企画。第2弾では丸山に、役作りやアクションシーンの撮影裏話などを語ってもらった。

役作りの秘密は魚肉ソーセージ!?         


――演じるゴロはどんな人物ですか?

物心ついた頃から薬を売って、地下格闘技で戦わされてきたので戦うことしか知らない、天涯孤独な人物です。

ただ今回のドラマ化に当たり、原作にも描かれていないシーンもありますので、演じる中で自分で想像して(ゴロを)作っていきました。

――役作りのために鍛えられたんですか?

もともと僕は細い方だったので、原作のゴロのいかつさや体の厚みを出すために、体重を6kg増やしました。2週間くらいで急激に増やしたことが、きつかったですね…。

でも権野元監督が僕より大きい体なので、監督といると185センチの僕が小さく見えてしまうんです(笑)。

監督に体を大きくするためのアドバイスをもらったら、「魚肉ソーセージを食べたらいいよ!」と言われたので、今バッグの中に魚肉ソーセージをたくさん入れて持ち歩いています(笑)。

――体を作り上げて挑んだゴロの、演技の注目ポイントを教えてください。

「殺し」に対して、どうリアクションをするのかというところです。僕が演じるゴロは、社会性がなく、殺しは悪いことだという概念すらないのだと考えます。

でも人として本能で残っている少しの正義感とかはあると思うので、そのリアクションを毎現場ごとに(他のキャストや監督と)話し合いながら決めています。

また、八丁とのやりとりでは(回を重ねるごとに)友情に近い感覚も芽生えていきます。強面であまり人間味のない感じがベースにあるからこそ、逆にそういうシーンではほっこりしてもらえると思います。

撮影が進むにつれて、(金子さんと)仲良くなってくるからずっとほっこりしていたいですけど、こらえつつ演じ分けています(笑)。