浅川梨奈、最後の10代でアイドルの本気を見せる

2018/05/28 06:00 配信

アイドル

映画「トウキョウ・リビング・デッド・アイドル」でアイドル役を演じる浅川梨奈撮影=星野耕作

ガールズアクションゾンビ映画「トウキョウ・リビング・デッド・アイドル」が6月9日(土)に公開! 舞台は、ゾンビが発生する限りなく現在の東京と同じ世界。ある日、人気アイドル・神谷ミクがゾンビに噛まれてしまうことから物語は始まる。ゾンビ化までのタイムリミットは72時間。血清を探し巻き起こる数々の出来事を描いた作品だ。本作で人気アイドル・神谷ミクを演じる浅川梨奈にインタビューを行った。

――今回演じた神谷ミクはアイドル。梨奈ちゃんもSUPER☆GiRLSのメンバーですが、演じる上で意識したことはありますか?

アイドルという職業が一緒なので、自分自身に寄りがちになってしまうなと思ったんです。普段、私はSUPER☆GiRLSの時は浅川梨奈というアイドルを演じているんですけど。この作品では自分とは違う、神谷ミクが演じるアイドルを演じようと思いました。ゾンビに噛まれたときに、「アイドルを続けたいからゾンビになりたくない」っていう彼女の言葉があるんですけど、そのセリフからアイドルという仕事に対してのミクの本気度が伝わってきたので、演じていて彼女から学ぶことが多かったですね。

――SUPER☆GiRLSでの活動が役に活きたことはありましたか?

劇中では、あえて“浅川梨奈”を出さないようにしていました。ファンの方に作品の感想を聞くと「可愛かったね」で言っていただくことが多いんですが、今回はアイドル役を演じているからこそ、それだけで終わってしまうのはイヤだったんです。最初から最後までミクでいたいなと思ったので、普段自分が絶対にライブでやらないようなパフォーマンスや表情を意識して演じていました。普段の私は、ステージでずっと笑顔で歌ったりはしないんです。本当に自分が楽しいと思った瞬間しか笑わなくて(笑)。ミクは、アイドルとして活動することが楽しいから笑顔になっていて、ピョンピョン踊っている感じですね。だから私のファンの方が観たら、そのギャップにビックリするかもしれません(笑)。

――ちなみに、普段、ホラー系の作品は観ますか?

お化けとかが苦手なので、実は全く見られないんです(笑)。物語の展開がどうなるか分からないから怖くて! でも、自分が演じる分には全然大丈夫なんです。今回の撮影現場は、スタッフの皆さんも明るくて笑顔が絶えなかったですね。ゾンビに追いかけられるシーンは本気で怖かったけど、それさえも楽しく撮影できました。私、現場を楽しむ天才なので(笑)。

――お芝居をする上で、一番大切にしているのは?

“目の表情”を大切にしています。実は、小さい頃から戸田恵梨香さんに憧れていました。それは、戸田さんの見た目がかわいいからとかじゃなく…戸田さんの“何か”ずっと好きで…。でもお芝居の仕事をさせていただけるようになってから、「私が好きだったのは戸田さんの“目の表情”だったんだ!」って気付いたんです。だから私もちゃんと目のお芝居ができるようになりたい、目の奥の奥で物語れるような女優さんになりたいなって思っています。

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