細田守監督「未来のミライ」で初のカンヌに感涙! 上白石萌歌も『胸がいっぱい』

2018/05/18 16:41 配信

映画

6分間のスタンディングオベーションに感動する細田守監督、上白石萌歌(C)2018スタジオ地図


1回目の上映では、850人もの観客が来場。上映中は、くんちゃんの天真らんまんなしぐさやその愛くるしい表情に何度も笑いが起きていた。

そして2回目の上映では、開場30分前から観客で会場入口が見えないほどの長蛇の列をなし、850人キャパの会場は満席の上、100人以上の観客が入れず入場規制まで行われるほどの大盛況となった。

上映中の笑い声はもちろん、エンドロールが始まると、スタンディングオベーションと大きな拍手が沸き起こり、エンドロール終了後は大きな歓声を受けた細田監督は涙目になりながらも観客の声援に答えるように会場を何度もおじぎをする一幕もあった。

舞台あいさつを終え、細田監督は「(お客さんの反応を見て)居場所があるんだなという気持ちになり、うるっときちゃいました」と感慨深げ。

続いて「本作は日本の片隅の小さな家族の話ですが、日本から遠く離れた場所にもきっと同じような思いを感じたり、自分の家族を思い出していたりしながら映画を見てくださったのかと思うと感慨深いです。

距離は遠いですが、映画を通してお互いに手を取り合ったような気持ちになりました」とコメント。

そして「初めてカンヌに来て、カンヌの懐の深さ、器の大きさみたいなものを感じ、あらためて招待いただいたことを光栄に思います」と笑顔を見せた。

一方、上白石は「今の気持ちを一言でいうと、胸がいっぱいです。2回目の上映も監督が隣にいて、上映後はとても良い表情をされていたのが、本当にうれしかったです。

自分の携わった自分も大好きな作品がこうやってたくさん拍手を頂き、良い反応を頂けて本当に幸せです。自信を持って日本の皆さんにもお勧めできる作品になっています」と自信をのぞかせた。