さえないおじさんに片思いする女子高校生の姿を繊細に描き、人気を博している眉月じゅんの同名漫画「恋は雨上がりのように」がついに実写映画化。ケガが原因で陸上の夢を絶たれてしまった女子高校生のあきらを小松菜奈が演じ、その彼女から片思いされる45歳のファミレス店長・近藤を大泉洋が演じている。これが初共演となる二人に、互いの印象や映画の見どころ、裏話を語ってもらった。
――お二人は今回が初共演ということですが、互いの印象は?
小松「大泉さんは以前テレビで拝見していて、とても面白い方だなと思っていました。だから、今回、共演させていただくのが本当に楽しみで」
大泉「私的には今回、共演者が若い子ばかりだったので、最悪にネガティブな状況を想定して現場に行っていました(笑)」
――最悪にネガティブな状況とは?
大泉「みんなから無視され続ける。若い人たちでキャッキャとやっていて、私一人だけ残される。食事もみんなで一緒にしているのに、自分だけ隅っこで食べている。あと、みんなでグループラインを作っているのに、私だけ入れてもらえないとか…」
小松「それは相当ネガティブですね(笑)」
――実際のところは?
小松「そんなことは全くなくて、大泉さんはテレビで見る大泉さんそのままに楽しく、優しい方でした。大泉さんが現場にいらっしゃると、みんなが大泉さんのお話を聞きたいから、それだけで盛り上がる感じで。なんか大泉さんは、みんなが近寄りたくなるオーラを出してらっしゃるんですよね。しかも、お話が面白いので、言い方は失礼かもしれませんが、年齢的なギャップを感じることはなかったです」
大泉「本当に皆さんと楽しくやらせていただいていて、ありがたかったです。だけど、私的にはちゃんと若い人たちに気を使っていました。今は若人同士が話しているから、私みたいなおじさんが行っても話の邪魔になるだろうと思って近付かないようにしたり。それで何となく話が終わったなと思ったら、すっとみんなのところに行くという感じで。必死ですよ!」
小松「確かに、周りの共演者に若い子が多いから『俺、大丈夫かな…』と言われてましたね(笑)。でも、大丈夫などころか、みんな大泉さんが大好きでしたよ!」
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