「僕はいろいろあって辞めることになって。基本的に歌舞伎界は他の家に移るのは難しいから、これは歌舞伎は辞めないといけないなと思ってる時に、海老蔵さんから1本の電話があって。
『いろいろ聞いたけど、ここまでやってきたんだから、あなたは歌舞伎をやるべきじゃないか? もしその気があれば、僕はいつでも待ってるから。また連絡ください』と」。
実は、歌舞伎界では、他の家を出たものは一門には加えないという暗黙のルールがある。九團次を迎え入れることは、海老蔵にとっても大きなリスクなのだ。
「もう40歳になってましたから、つぶしも効かないし、非常に悩んでいた時だったんで、本当によく声を掛けてくれたなっていう。頭上がらないです。僕が海老蔵さんだったらできない。自分が大事だから。
全部一緒にあいさつ回り回ってくださって。前師匠にも『僕が行ってお断りしてくるよ』って。恩人。命の恩人ですよね」と深い感謝の念を述べていた。
次回の「梅沢富美男のズバッと聞きます!」は、5月30日(水)夜10時より放送。ゲストに瀬戸内寂聴、竹山隆範が登場予定。
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