テレビ東京ほかで、岩城宏士の同名漫画を原作とした木ドラ25「スモーキング」(毎週木曜夜1:00-1:30ほか)が放送中。
同ドラマは、石橋凌演じる“剥師”の主人公・佐辺と“物足師”の八丁(金子ノブアキ)、“潰師”のゴロ(丸山智己)、“薬罪師”のヒフミン(吉村界人)の4人のアウトローが殺し屋集団「スモーキング」として悪党を裁く。
石橋、金子、丸山、吉村らメインキャストにインタビューを敢行する短期連載企画。第3弾となる今回は、金子が役どころや今後の見どころを熱く語ってくれた。
――原作漫画や台本を読んだ感想を教えてください。
僕が演じる八丁は関西弁を話すキャラクターなんですけど、僕は関西弁のセンスがないので最初にお話を頂いた時は、お断りをしようと思っていました。
もっと適任者がいるんじゃないかと思ったんですけど、ドラマ化に当たり原作漫画よりも設定をさらに掘り下げ、キャラクターの過去などが明らかになっていくと聞き、僕でもやれるのではないかなと考えました。
それに加えて、この現場は監督をはじめ、主要スタッフが古くから縁のある方が多いので頑張りたいなと。
――八丁はどういう人物だと捉えていますか?
狂言回しのキャラクターで“口八丁”ですね。でも、彼は深い闇を抱えているのかとか、何か悲しい出来事があったのか、と裏側を考えてキャラクターを作ることがこのドラマ版のトピックの一つだと考えます。
また、目標として原作ありきの作品なので、ドラマがいくら広がったとしても、もう一度原作に帰ってもらえるように、ということは失いたくないです。
なので、監督や制作のみなさんとディスカッションをしています。
――原作に描かれていない八丁像は、想像して作り上げているんですよね?
このドラマの現場のスタッフはそういう話に、とことん付き合ってくれる方ばかりで、カメラが回っていない時もずっと「この人はこういう場合どうするだろう?」と話をしています。
脚本段階から現場に行ってマイナーチェンジをすることは結構ありますけど、本当にそれが柔軟でした。
スケジュールがとてもタイトで、同じシチュエーションを全話分撮るという手法だったので、つながりなども綱渡りだったんですけど僕らで作っていける喜びがありました。
全員がキャラクターと常に寄り添っていて、密度が濃いからそう感じることができたと思います。
――その密度の濃さが画面に出ているんですね。
大きなテーマに「ノワール」があります。コンプライアンスなどいろいろなことも含めてすごく勇気のあるプロジェクトだと思うし、今こういう作品は作られていかないといけないと思っています。
大義みたいなものは確実に生まれていて強い現場です。
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