小説家である本多孝好さんに初めて連続ドラマの原案・脚本に挑んでいただき、2年以上の歳月をかけて作り上げてきた「dele」が発表できること、本当に感慨深いです。企画立ち上げ初期の段階で本多さんと共に考えた、坂上圭司と真柴祐太郎という二人の主役の理想のキャストがまさに山田孝之さんと菅田将暉さんでした。今、最も旬なお二人にかなり早い時期に出演を快諾していただけたことで、圭司と祐太郎という役柄は山田さんと菅田さんにしか演じることができない特別な生きたキャラクターとして、本多さんと時間をかけてじっくりと当て書きで育てていくことができました。これは、今までの連続ドラマの作り方ではなかなか実現しないぜいたくな試みができたと感じています。
そして、「依頼人が遺したデジタルデバイスのデータを秘密裏に消去する」という1話完結の物語を描くに当たり、一堂に会すること自体があり得ない最高の作家陣に集まっていただくことができました。一つ一つが短編映画のような濃密で多彩なドラマをラインナップすることができましたので、楽しみにしていただければと思います。
また、撮影、音楽、各話のゲストキャストなど、あらゆる点で“deleでしか実現しない”ともいえる、ワクワクして頂けるような挑戦的な座組みを作ることもできました。特に各話のゲストキャストには、驚くような方々に次々と出演して頂きますので、のちの発表を期待してお待ちください。
「もし自分が死んだら、デジタルデバイスに残したデータをどうすればよいか?」誰もが一度は考えざるを得ない、今最もタイムリーなテーマを、山田孝之さんと菅田将暉さんという、今最も共演が期待されるコンビで描く連続ドラマ「dele」。キャスト&スタッフ全員が強い“熱”と“こだわり”を持って臨んでいます。7月の金曜ナイトドラマで起こる“事件”を、皆様に目撃していただきたいと思います。
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