「コンビ仲が悪かった」南海キャンディーズが初単独ライブを開催できた理由【SPインタビュー】

2018/05/28 06:00 配信

芸能一般

とにかく稽古を重ねることで、不安をはねのけたくて(しずちゃん)


DVD「南海キャンディーズ初単独ライブ『他力本願』」のジャケット。DVDには特典として南海キャンディーズの2人がライブを振り返るオーディオコメンタリーなども収録!


――ライブに向けての稽古も熱心に励んだようですね。

山里「『単独ってこんなに稽古するの?』ってくらい、めちゃくちゃやりましたね。昔は稽古を始めると、いつもしずちゃんが早く切り上げたがったんですけど」

しずちゃん「今回はとにかく稽古を重ねることで、不安をはねのけたくて」

山里「『もう完成図が見えた』って言うと、すごい嫌な顔をするんですよ(笑)。僕としては、これだけ稽古をやればもう十分でしょ、っていう意味で言っただけなのに…」

しずちゃん「何の図も見えてなかったやろ(笑)。なのに、なぜか『大丈夫!』っていう雰囲気を出してきて」

山里「僕には見えてたんだって!(笑) だいたい、しずちゃんは稽古の初回からセリフを全部覚えてきてましたからね、女優ヅラかまして」

しずちゃん「ちゃんと覚えたんやから、いいことやん!」

山里「だから逆に、これから稽古するときは、しずちゃんを女優さんとして尊重すればいいんだっていうことに気づきました」

しずちゃん「でも、昔は山ちゃんの方が長く稽古をしたがったよね?」

山里「うん、昔は僕、ちょっとしたセリフの間違いも許せなかったから。『そこは「○○で」だから! 「○○が」じゃないから! ちゃんと正しく言って!』って、最初からやり直したりして」

――新たな試みとして、初めてコントにも挑戦しましたね。

山里「いやいや…演技は超大根ですからね、僕(笑)。ドラマも出たことありませんし」

しずちゃん「山ちゃん、自分が演技しないで済むようにナレーションばっかり増やしてたんですよ(笑)。コントの台本を書いてくれたラブレターズの塚本(直毅)くんに修正してもらって」

山里 「『俺がここでしゃべると雰囲気が台無しだ』とか、もっともらしいことを言ってね」

しずちゃん「で、結局セリフがほとんどなくなった(笑)」

山里「とはいえ最終的には、演技の手応えはめちゃくちゃありましたけどね」

しず「その手応えは、どこで感じたん?」

山里「塚本の相方の溜口(佑太朗)が褒めてくれたんで」

しず「あぁ、言うてたわ、『童貞感がいい』って(笑)」

山里「だけど真面目な話、塚本は、自分たちの単独ライブもあって忙しい中、柔軟に対応してくれて。コントは本当、新鮮だったよね?」

しずちゃん「うん、やったことがなかったから」