ジャズバイオリニスト・寺井尚子氏と映画字幕翻訳家・戸田奈津子氏がいざなう映画の世界

2010/05/26 09:07 配信

音楽 芸能一般

映画愛を存分に語る寺井尚子氏、戸田奈津子氏(写真左から)

BS-TBSで5月26日(水)から放送される「映画の時間+ 気ままにディレクターズカット」の初回収録が17日、都内で行われ、出演者の寺井尚子氏、戸田奈津子氏が出席した。

同番組は、ジャズバイオリニストの寺井氏が司会を務める映画情報番組。ゲストを招いて映画にまつわるトークをしたり、映画字幕翻訳家の戸田氏がお薦めの作品を紹介する。

戸田氏は同番組のスーパーバイザーとしてかかわり、監修を担当。この日収録した初回にはゲストとして登場し、自身が映画字幕翻訳家として一躍注目を浴びたフランシス・フォード・コッポラ監督の「地獄の黙示録」('79年)のエピソードをユーモアたっぷりに披露した。

収録終了後に行われた囲み取材で、寺井氏は「ドキドキで、皆さんに助けていただき楽しく終えることができました」とほっと胸をなでおろした。また、記者から映画音楽をやってみたいかと問われると、「わたしもコンサートではチャールズ・チャップリンの『モダン・タイムズ』('36年)など数多くの映画音楽を演奏しておりますが、この番組がきっかけでオリジナルの映画音楽制作の依頼が舞い込めば、ぜひやりたい」と意欲を見せた。

一方、戸田氏は「最近の若者は映画を見に行かないのよね。今どき映画の番組もたくさんあるわけではないので、映画人口を増やすためなら、微力ながら何でも協力したい」と熱く意気込みを語った。さらに、「DVDなんかじゃ駄目よ。真っ暗な中で大画面をみんなと共有するのがいいのよ」と映画館の魅力をアピールした。