アニメ「薄桜鬼」沖田総司役の森久保祥太郎が「アニメ乙女部」ナビゲート

2010/05/26 15:50 配信

アニメ 芸能一般

AT-Xで放送中の「アニメ乙女部」の収録を行ったナビゲーター・森久保祥太郎(C)IF・DF/「薄桜鬼」製作委員会

CS放送のAT-Xで放送中のオリジナル番組「アニメ乙女部」の収録が都内で行われ、収録後にナビゲーターを務める森久保祥太郎に話を聞いた。

本番組は、女性アニメファンに向けた、アニメ作品を全面的にバックアップするオリジナル番組「アニメ女子部」の期間限定の姉妹番組。「アニメ女子部」同様、女性に支持されている人気作品で話題作品を中心に放送している。4月からは、人気ゲームが原作で幕末の新選組の姿を描いたアニメ「薄桜鬼」を番組内で放送し、アニメ本編の前後にナビゲーターによる作品紹介やミニコーナーで作品を盛り上げている。

――「アニメ乙女部」の収録を終えて、いかがでしたか?

「スタッフの皆さんが優しくて大体やることは許してもらえたみたいなので、楽しくできましたけど、『アニメ乙女部』っていうのが最初すごくかみそうでした。紹介するところは、きっちりかっちりという構成の内容だったんですけど、逆にコーナーはたっぷり時間ももらえて楽しくやらせてもらいました!」

――日本史はどうですか?

「高校時代は日本史くらいしか勉強しなかったくらい好きだったんですけど、全部忘れてますね(笑)。受験で何を軸にいこうかということで、日本史をすごい頑張ったんですけど、何一つ覚えてないもんですね。大学入試の時、滑り止めが落ちて本命もあきらめてたんですけど、もう1回だけ頑張ろうと思ったんです。それで本命の大学の試験前日に『日本史を1から復習だ!』っていうことで、『縄文弥生』から始めたんですよ。そしたら『縄文弥生』で力尽きてあきらめて寝てしまって…でも試験で『縄文弥生』が出て、無事受からせていただきました。日本史っていうのは、僕にとって切っても切り離せないものがあるんですよ!」

――では幕末はどうですか?

「幕末は大好きですから、今またもう一度勉強し直したいですね。この間も『薄桜鬼』の関係で京都に行き、ゆかりの地を見て回りました。今だから知ると楽しいとか、知りたい欲求が学生の時より強いから、あらためてコレをきっかけに勉強し直したいなっていう気はしますね。ゆかりの地とかは幕末だったらたくさん残ってるので。池田屋の跡地にある『池田屋』っていう居酒屋に行ったんですけど、イベントの前日だったのでイベントに来るお客さんがいっぱいで声を掛けていただきました。でも、いざ入ろうとしたら『満員です』って言われて(笑)」

――クイズで知っていたものはありましたか?

「いかにも知ってた口ぶりしてましたけど、一番隊から十番隊までっていうことぐらいですかね。かなり良い問題ばかりでした」

――新選組はおきてが厳しいですが、森久保さんだったら守れそうですか?

「何かを守るってすごい苦手なんですよ。ごまかすのは得意というか、ギリギリアウトみたいな感じでゴメンなさいということが多いので切腹ですよ(笑)。人と同じことをするのがすごく苦手で、あえて違うことしたくなっちゃう性格なんで…あそこまで厳しいと無理だろうな。守れと言われると破りたくなっちゃう。でも局中法度ってうまくできてますよ。『武士道に反するべからず』ってなんだかんだ大ざっぱじゃないですか? お金は大丈夫です。勝手に借金したりだとか、ギャンブルとかやらないんで。裁判? そんな面倒くさいこと絶対首突っ込みたくないんで。あと、辞めるときはハッキリ辞めるって言います。立つ鳥跡を濁さずという感じで、ちゃんと理由を言って辞めます。やっぱり局中法度はうまいことできてますよ。じゃないと個性豊かな人ばかりなので、みんな切腹ですよ。自滅しちゃいますから(笑)。厳しい規律だよって言っておきながら、意外と抜け道がいっぱいある、うまいことできてる法度だと思いますね。だからアレだったら僕も生きていけます!」

――ナビゲーターを担当するに当たっての感想はいかがですか?

「僕でいいのかな、局長も副長もいるのに。沖田の感じと全然違う感じでやっちゃいましたけど、最初はちょっと意識したんですよ。でも、どうもカメラ向いちゃうと違うものが出てきちゃって(笑)。それはそれ、沖田は沖田で。『薄桜鬼』の沖田の声をやっている森久保とういうのは1回忘れていただいて、見てほしいです」

――今後、やりたいことはありますか?

「スタッフの方が下調べして、本当にマニアックなクイズとか用意していただいているので、僕も勉強して台本にないことをかぶせられたらいいなと」

――乙女心をくすぐるのは得意ですか?

「乙女心を逆なでするのは得意なんですけど、くすぐるのは(笑)。正直過ぎでムカつくって言われちゃうことはあるんですけど…正直なので精いっぱいですよ。難しいですね、乙女心は」

――今後、「新選組」で知りたいことはありますか?

「新選組は結末知ると寂しいことが多いでじゃないですか。新選組目線だと格好良く描かれてたりするけど、実際はそうじゃなかったりする評判もあるわけで。『薄桜鬼』はそこをリアルに描いていて面白いと思います。それぞれの最期は気になりますよね。やっぱり知っちゃうと寂しい気もしますが」

――最後にファンの方にメッセージをお願いします。

「アニメ女子部の姉妹番組として、期間限定ですが『薄桜鬼』自体は素晴らしいし、作品自体僕らキャストも大好きで、情熱を持って収録している作品なので、それをより多くの方に見ていただけるきっかけになればなと。それが僕の役割だと思うので、クイズコーナーとかも挟みつつ面白おかしくやってますが、作品は激しく揺さぶる熱い作品になってると思いますので、『アニメ乙女部』をきっかけに知っていただいた方もぜひ『薄桜鬼』の作品も楽しんでいただきたいと思います!」