泉谷しげるが発起人を務める「阿蘇ロックフェスティバル2018」が、5月26日に熊本県野外劇場アスペクタにて開催。多くの出演アーティストの中、登場した清水ミチコが物まねソングを披露し、会場を笑いと感動に包んだ。
清水は開口一番「SPYAIRの次に清水ミチコってすごいフェスよね(笑)」と言いつつ、キーボードを弾きながら童謡「サッちゃん」の替え歌で政治家の物まねを披露。会場は一気に笑いの渦と化した。
続いて10代のえなりかずき、20代の藤田ニコルなど、世代ごとにピックアップした物まねを聞かせた後、変幻自在の物まね弾き語りメドレーへ。中島みゆき「糸」、井上陽水「少年時代」、忌野清志郎「スローバラード」、森山良子「さとうきび畑」など数々の名曲を次々と披露し、会場は笑いに包まれつつも、その絶妙な歌に感動があふれた。
次に登場したのは、第1回から連続出演で阿蘇ロックには欠かせない“顔”ともいえるスチャダラパー。「アーバン文法」「スチャダラパー・シングス」「MORE FUN-KEY-WORD」など新旧織り交ぜたセットリストに、会場は大盛り上がり。誰もが知る名曲「今夜はブギー・バック」では場内一体となった歌声がこだました。
続く電気グルーヴは「Fallin' Down」からスタート。マイスタンドを拳銃に見立てて遊ぶ、ステージを降りてカメラマンと肩を組む、最前列の観客にまで近づく…と、ピエール瀧は自由自在に動き回る。
「トロピカル・ラブ」では、テクノサウンドに二人が鳴らすウッドブロックや拍子木の音が重なり、クライマックスに向けた高まりを見せた。
アイドルグループとしては唯一の出演となったでんぱ組.incは、2017年12月30日から加わった二人を含めた7人編成での登場。バンドとの息もピッタリなパフォーマンスを展開した。
「熊本は空気がおいしいよー!」「熊本のおいしいものを食べて体、仕上がってます!」とMCでも会場を盛り上げたところへ、熊本県のご当地キャラ・くまモンが登場。「でんぱれーどJAPAN」を一緒に踊ったくまモンのフォーメーションもバッチリで大歓声が起こる。
最後には、場内中でタオルを振り回される「おつかれサマー!」を聞かせ、早い時間帯の雨がうそのような晴天の下でステージを終えた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)