――当日楽しみにされていることはありますか?
毎年思うのは「賞レースである」ということなんですよね。予想してどうこうするわけではないのですが、リアルタイムで決まっていくスリリングさは毎年生放送をしていてドキドキする場面です。放送にはのらないのですが、個人的には演劇ジャ
ーナリストの影山雄成さんによるブロードウェーの裏話が楽しみです(笑)。
――初めて見る人のために「トニー賞」の魅力を教えてください。
「トニー賞」は、「グラミー賞」や「アカデミー賞」と並ぶ演劇界最大の賞です。最大の魅力は、舞台に携わる人間にとっては憧れの場所ということもあり、最先端のエンターテインメントを知ることができる点ですね。
数々の作品が何年も準備をしてブロードウェーで生まれていますし、有名なミュージカル映画は舞台から始まったものがたくさんあるんですよ。なかなか舞台に行く習慣のない方もたくさんいらっしゃるとは思うのですが、「ラ・ラ・ランド」や「グ
レイテスト・ショーマン」を見て良かったと感じた人が「トニー賞」を見てくださったら、さらに興味を広げられるなとワクワクします。
また、授賞式では、候補作がパフォーマンスをするのですが、そこにかける俳優のエネルギーも見どころです!
――今回は「アナと雪の女王」や「ハリー・ポッターと呪いの子」など、日本人にもなじみ深い作品が多く選出されていますよね。
小説や映画の原作モノが舞台化されて、どう変貌しているのか興味深いです。他にもアニメが原作の「スポンジ・ボブ」もノミネートされていますし、日本でも有名な歌手であるジョシュ・グローバンとサラ・バレリスが司会を務めますので、いろ
いろな切り口で楽しめると思います。
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