<King & Prince>ジャニーズの“未来”背負う6人、デビューまでの知られざる道のり

2018/06/02 10:45 配信

音楽

5月23日King & Princeが「シンデレラガール」でCDデビュー

デビューの決定には…


2018年1月にCDデビューが発表されたが、デビュー決定に至るまでにはドラマがあった。平野を筆頭にメンバーが集まって話し合い、事務所社長のジャニー喜多川氏に直談判したという。

メンバーから湧きあがる強い意志と熱量が原動力となり、デビューにこぎ着けた。KingとPrince、これまで共に切磋琢磨して活動を続けてきた両ユニットが融合し、さらにパワーアップ。

デビューにあたってはユニバーサルミュージックに新レーベル「Johnnys'Universe」が設立された。永瀬は「海外でコンサートをしたい」とコメント。目標は高く、海外での活動を視野にいれているようだ。

リーダー岸優太が掲げた「ミリオンヒットと東京ドーム」


人気の理由は、原点回帰といわんばかりのアイドルの王道であることもその一つだろう。

KingとPrinceという言葉を冠しているように、「シンデレラガール」では王子様らしい白いスーツ姿でラブソングを歌う。歌詞に「君を守り続ける」というフレーズが出てくるが、初々しさの中にも紳士的で意志の強さが滲む。

「週刊ザテレビジョン」6/1号のインタビューで各自が、他のメンバーをそれぞれこんな風に紹介していた。

平野は岩橋を「実は芯が男らしい」と見た目とのギャップを紹介。永瀬は神宮寺について「世界一、紳士な人」としたように、実際のステージでもトークの流れをよみながら的確なコメントをしていた。

関西Jr.出身の永瀬は軽快なトークで会場をわかせるムードメーカー。岸によれば「廉はすごく純粋!」とコメント。神宮寺は平野と腕相撲をしたところ「本当に強い」というように、自身も負けず嫌いな性格を語った。

一番年下の高橋は岩橋から「かなりマイペース」と紹介されていたが、相談ごとをするなど信頼を寄せている。岸については「やるときはやる男。頼れる存在」と高橋。

ちなみに、King & Princeでのメンバーカラーは、King は平野が真紅、永瀬が漆黒、高橋がひまわりイエロー。Princeは岸が紫、神宮寺がターコイズブルー、岩橋が濃いピンクと、メンバーカラー一つとってもこれまでにない色が並ぶ。

6人それぞれの個性が際立っているところも人気の要因だろう。

5月26日にお台場で行われたデビュー記念イベントでは、ファン1000人を前にパフォーマンスを披露。

ステージ上ではメンバー同士がアイコンタクトを交わしたり、ボディタッチをするなど仲の良さが随所に感じられた。

岩橋は芸能神社を参拝し、そこで購入したお守りを全員に手渡したこと、デビュー日当日は6人だけのグループメールにメッセージを送り合って喜んだことなどを告白。

6人がトークをする姿からは、デビューまでに積み上げてきた信頼と、アットホームな雰囲気が漂っていた。

デビューにあたってグループ名の「vs」が「&」へと変わったKing & Prince。ライバルから仲間になった6人。

グループとしての目標を聞かれたリーダーの岸は「ミリオンヒットと東京ドーム」と宣言。若き6人のエネルギッシュなパフォーマンスに期待したい。

文=柚月裕実