咲良七海(さくら・ななみ)――。初めて聞く名前だという人がほとんではないだろうか。それもそのはず、地元新潟から上京して約1年半。 現在の事務所に入ってまだ約9カ月。 先月、芸名を七美から本名の七海へ戻し、まさにこれから女優活動に本腰を据えるところだ。19歳、新人女優の素顔に迫った。
Ms.OOJAのMV「sakura」や映画「名前のない女たち うそつき女」(2018年)、舞台「春一番の吹くころに」(2018年)などに出演する咲良七海。新潟出身の素朴な女の子が、芸能界の門をたたいたきっかけは東京・原宿でのスカウトだった。
「ラフォーレ原宿にパジャマを買いにいこうとした時に、今の事務所の社長さんに声をかけられて。『怪しいおじさんじゃないよ』って言われたけど、そのときは完全に“怪しい!”って思いましたね(笑)」。
きっかけはスカウトだが、実は女優になるために家族で上京してきた経緯があった。
「上京前に一度、オーディションで最終選考まで残ったことがあって、私にはこれしかない!って思ってしまって(笑)。新潟に住んでいたのですが、女優になるために何もできない自分がもどかしい時期があって、母と一緒に東京に出てきたんです。そんな時に声をかけていただいたので人生が変わりました」
自身を女優と言い切る実力はまだないと話す咲良。だが、持ち前の素質に女優らしい片鱗も垣間見せる。
「小学生のころ、オママゴトをしているときから自然と泣くのが得意で。演技でも、感情的なシーンになると自然と涙が出てきますね。入り込みやすいタイプなんですかね?」
最近、台詞を覚えるコツもつかんできた。
「最初はどこから覚えるか、ごちゃごちゃしていたんですが、全体の流れを頭の中で覚えてから、こういうシーンだったらこんな台詞を言うかもって当てはめることで、自然と覚えられるようになりました」
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