吉村界人が石橋凌ら先輩の背中を見て学んだ、“挑戦する大切さ”【「スモーキング」インタビューVol.4】

石橋凌主演で放送中の木ドラ25「スモーキング」(毎週木曜夜1:00-1:30ほか、テレビ東京ほか)。

同ドラマは岩城宏士の同名漫画を原作に、暗殺集団「スモーキング」が法や国家権力では裁けない人間の皮をかぶった悪魔、外道を容赦なく葬り去っていく。

“剥師”・佐辺を演じる石橋と“物足師”・八丁役の金子ノブアキ、“潰師”・ゴロ役の丸山智己、“薬罪師”・ヒフミン役の吉村界人の4人にインタビューを敢行する短期連載企画。ラストとなる第4弾では吉村に、難しい役どころについてや現場での過ごし方について語ってもらった。

男ばかりで一体感がある現場です！

――原作漫画や台本を読んだ感想を教えてください。

まず、攻めている作品だと思いました。(僕が演じる)ヒフミンは、声を発さずに顔の表情だけで演技をするという、これまで演じたことがない役なので、難しく感じました。そして演じる上では、彼が「スモーキング」のみんなと一緒にいる理由や、なんでこんなにみんなのことが好きなんだろう？　ということを考えました。

――難しい役どころということで、演じるにあたり、参考にした作品などはありますか？

参考にする既存のフォーマットがない役だと思います。ヒフミンは他の3人と違って、銃を持って戦いにもいかないし、いなくても(物語自体は)成立すると思うんです。でも「スモーキング」にいる意味をちゃんと持って、「いてもいなくても変わらない」と言われないよう、先輩方に負けないという気持ちで本当にがむしゃらにやりました。

――大先輩方との共演ですが、撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか？

石橋さんがまとめ役で、非常に仲良い現場です。アクションシーンについてや、この作品の臨み方などみんなでディスカッションをしています。また、僕が現場でいつも弁当をたくさん食べているんですよ(笑)。石橋さんがそれを見てくださっていたのか「腹減ってるんだろう？」と度々食事に誘ってくださるんです。俳優論など教わることも多く、あと共通の趣味である映画についても話をしています。

出演者が男ばかりなので一体感がすごくあると思います。言葉を話さなくても、まとまっていて、みんな同じ方向を常に向いています。