市川知宏&上杉柊平&入江甚儀&瀬戸利樹が、この夏に挑む舞台へ向けて意気込みを語る! 舞台「大きな虹のあとで~不動四兄弟~」

2018/06/04 11:00 配信

芸能一般

舞台「大きな虹のあとで~不動四兄弟~」に出演する(左から)上杉柊平、入江甚儀、瀬戸利樹、市川知宏撮影=藤木裕之


2017年夏に上演され、好評を博した舞台「大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜」が、今年の夏も再び上演される。戦時中の日本を舞台に、後に特攻隊に志願することになる、笑いと恋、そして夢に生きる四兄弟の姿を描く物語だ。不動四兄弟の長男・月の市川知宏と三男・大地の入江甚儀は、昨年と同じ役での出演、次男・空役の上杉柊平、末っ子・草太役の瀬戸利樹は、新キャストとして加入する。同じ事務所に所属し、普段から交流をもっているという4人が舞台について語り合ううちに、四兄弟のような関係性が明らかに…?

——市川さんと入江さんは、昨年と同じ役ですね。

市川知宏(以下、市川):はい。僕が演じる月兄ちゃんは、四兄弟の長男で、笑いに生きる男です。どんなつらい状況も、笑いで吹き飛ばしてやろうという精神の持ち主です。

入江甚儀(以下、入江):僕は三男の、恋に生きる男、大地です。傍若無人で無鉄砲ですが、好きな人に対しては、傍から見たら情けなかろうが滑稽に見えようが、思いを貫き通すカッコいい男です。

——上杉さんと瀬戸さんは今回が初参加となります。

上杉柊平(以下、上杉):僕が演じるのは、次男の空です。夢に生きる男とさせてください。料理が女性の役割だった時代において、「俺は料理が好きだ」「男が料理をしても何も言われない時代をつくりたい」と、真っ直ぐな気持ちで言える男です。本質的な部分で兄弟を支えているのは月兄ですが、言葉に力があるので、一番しっかり者に見えるんじゃないかなと思います。

瀬戸利樹(以下、瀬戸):僕は末っ子の草太役です。とにかく兄ちゃんたちのことが大好きな、素直な子です。

——まだ稽古前とのことですが、市川さんと入江さんは再演ということで、前回の経験を踏まえて、今回はどんな作品にしたいと思っていますか?

市川:昨年の舞台は、体力的にも精神的にも自分を追い込んだので、かなり大変だったなって。やり切った感があったけれど、公演のDVDを見返すと、「もっとできたんじゃないか」という反省点も見えてきたので、それを修正していきたいと思っています。

入江:僕もやり切った感はあったのに、映像を見返すと反省点が見つかるんですよね。それを教訓として、大地の力強さや本質は残したまま、前作よりももっと多くの人に、大地の気持ちが届くように工夫して演技したいと思っています。だから、お芝居のアプローチの仕方は変わってくると思います。

市川:前回できたことはそのままやり続けて、稽古や本番では前回以上に必死にやるしかないと思う。キャストが2人替わっているので、僕が大きく変わらなくても、自然に変わるものを大事にしたいです。