松崎Pは「私も(オーディション参加者)全員を見ているわけではないんですが、彼は魅力的だと思いました。だから、監督から『この子』って言われたときに賛成しました。すごく印象深い子だな、と」とも。オーディションは揉めることなく決まったといい、受賞後大きな注目を浴びていることにも「もっともだな、というか。納得です」とうなずいた。
撮影現場では、もう一人の子役・佐々木みゆとじゃれ合う姿もあったといい、普段の城について「今の男の子にしてはピュアなんじゃないかな。今の子ってもう少しマセているのかなと思うんですけど、城くんは幼さも残ったピュアな子だなと思います」(松崎P)と形容する。
カンヌでは初めてのレッドカーペットも堂々とこなし、周囲に大きく手を振る余裕も見せた城。公式上映の前には是枝監督や安藤とともに会場近くを散歩し、遊具で遊ぶなどカンヌを満喫したという。
是枝作品といえば、同じカンヌ国際映画祭で柳楽優弥が14歳で男優賞を獲得した映画「誰も知らない」(2004年)や広瀬すずが16歳で出演し多くの映画祭で新人賞を獲得した映画「海街diary」(2015年)など、未成年俳優の活躍が印象深い。「万引き家族」で映画史にその名を刻んだ城の今後にも注目だ。
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