<半分、青い。>草太役・上村海成が芝居に目覚めたきっかけとは?

2018/06/18 07:50 配信

ドラマ

連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合ほか)で永野芽郁演じるヒロインの弟・楡野草太役で注目を集める上村海成撮影=西村康

――連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合ほか)で永野芽郁演じるヒロインの弟・楡野草太役で注目を集める上村海成。ドラマの放送以降、「親戚から『サインちょうだい』と連絡が来るようになりました」と、笑顔で話すが、初めての朝ドラ出演という大役に大きなプレッシャーも感じていたという。

上村「第1回から放送を見ていたんですが、僕が登場する日が近づくにつれて『やばい、出ちゃう』って不安になっていきました(笑)。また、草太の幼少期を演じていた志水透哉くんがすごくかわいかったんですよ。だからこそ『成長して微妙になったぞ?』って視聴者の方に思われたらどうしよう?って。でも、放送を見た親戚や知り合いの方に褒めていただいて、少し安心しました。印象的だったのは知り合いの学校の先生の『一服の清涼剤のようなキャラクターだ』という言葉。先生ならではの表現ですよね(笑)。うれしかったです」

――楡野家には中村雅俊滝藤賢一松雪泰子と豪華俳優陣がそろう。

上村「素晴らしい俳優さんばかりで、それもプレッシャーの一つでした。こんなすごい方たちと僕が共演できるのか?って不安で、正直帰りたいって思ってしまったほどです(笑)。でも、皆さんすごく優しい方々で、いざ撮影が始まるとすんなりと家族になれましたね。一緒にお芝居をさせていただいていると自分の足りないところがよく分かるんです。本当に勉強の毎日。朝ドラのオーディションに受かって『なかなかやるじゃん、自分』なんて思っていた数カ月前の自分をぶん殴ってやりたい(笑)。演技の難しさを痛感していますね」

――ベテラン俳優との共演であらためて気付かされた演技の難しさ。しかし「難しいからこそ楽しいと思えるんです」と上村は続ける。

上村「お芝居が好きになっちゃったんですよね。だからこそできない自分に腹が立つし、その分うまくなりたいって思う。正直、どん底までへこむ夜もあるんですけど(苦笑)。それも好きだからこそ。きっと嫌いだったらこんなに悩むこともないんだろうな、と」