――中学生のときにモデルとして芸能界入りした上村。以前は演技に対して苦手意識があったのだそう。
上村「オーディションには落ちまくるし、誰も褒めてくれないし、僕には演技は無理だと。実は大学進学を機に就職を考えていたんです。でも、ちょうどそんなときに『テニスの王子様』の舞台に出演することになって、がらりと変わりました。役に入り込めたというか、演じながら『今、役になってる』って感じられる瞬間がすごく楽しくて。お芝居に対する苦手意識が払拭(ふっしょく)されたんです。そこからですね。俳優として頑張りたいと思うようになったのは」
――今は演技が一番。芝居に目覚めた上村が描く、未来図とは?
上村「将来のことはあえて考えないようにしているんです。というのも、あらかじめ先のことを決めてしまうとそれありきで考えてしまうタイプなんですよ。こうと決めた道以外のことを受け入れなくなってしまうというか。それって窮屈だし、自分の可能性を狭めてしまうことにもなるので。ただ、一つ言えるのは、お芝居はずっと続けていきたい。定年のない仕事ですし、理想は生涯現役。ずっとお芝居を好きでいられたら最高ですね」
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