昨今、老若男女問わず熱い視線を浴びるナイスミドルな俳優たち。そんな“シブメン”にフィーチャーする【シブメンFILE】と題した当企画。眞島秀和に続く第2弾は、一度目にしたら忘れないほどの鋭い眼差しで視聴者を釘付けにする新井浩文。その風体に相応う凄味のある役どころはもちろんのこと、三枚目な役柄も如才なく演じてしまう。また、「美しき酒呑みたち」(BSフジ)の番組ナビゲーターや、自身のSNSなどで垣間見せるフランクな一面に魅了されてしまう者も後を絶たない。そんなセクシー&ナイスミドルな男優・新井浩文に迫ってみた。
「俳優としては極悪人を演じるほうが、ぜったいにおいしい。中途半端な悪では終わりたくない」
新井浩文が「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」(フジテレビ系)で演じるのは、漁師仲間だった暖(ディーン・フジオカ)を陥れ、建設会社社長に転身して成り上がった神楽。真海という別人となった暖から復讐すべき相手として狙われる。
「神楽がおかしくなったのは、暖が自分より後輩なのに先に船長に選ばれたときから。そこで、嫉妬心にスイッチが入ったんでしょうね。そういう事情はあるけれど、まぁ、悪い男ですよね。暖の親友である南条(大倉忠義)をそそのかして暖を陥れたわけですから。妻の留美(稲森いずみ)も政略結婚をしただけで、愛してはいない」
第7話(5/31木放送)では、神楽が「元漁師の勘だ」と言って、真海を警戒する場面も。
「神楽は真海が自分も狙って来ると気づいたんですよね。でも、そこまで勘が働くんなら、真海が暖だということに気づけよと(笑)。第2話で真海となった暖が波止場に現われる場面では、思わず西谷弘監督に『これ、暖だと気づかない体でいいんですか』って確認しましたから。それでいいと言われたけれど、大倉くんと『絶対気づくよね』って…」
視聴者にとっても、そんな突っ込みをしながら見るのが楽しい。神楽と暖の関係は最後どうなる!?
「そりゃ100%復讐されるでしょう。神楽はそれでいいと思うし、リクエストできるなら、同情される余地を出さないでほしい。最後は暖のように牢獄に入ってもいいし、水責めも受けて立ちますよ」
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