――時代劇に出演する機会が多いので、これまでの経験が役に立ったことも?
何回出演しても所作は難しいですね。気を付けないといけないところがたくさんあります。でも、以前よりは着崩れしなくなりました。
肩が凝ったりするしんどさは変わらないですけど(笑)、長時間着ていても大丈夫です!
――向井理さんが演じている主人公・市兵衛の印象は?
感情が表に出ない、本当に“風”のような人。何を考えているのかを表情から読み取ることは難しいですけど、頭の回転が速くて、人とは違うところを見ているんです。
相手のちょっとした言葉のニュアンスや表情の変化に敏感で洞察力も鋭い。それに、何といっても殺陣がかっこいいですよね。風のように舞いながらも迫力がある。向井さんの立ち回りは見応えがあります。
――おとっつぁん役の高橋克実さんとの共演はいかがでしたか?
おとっつぁんは、めっちゃかっこいいですよ! 長屋が取り壊されそうになった時に立ち上がる姿は迫力があります。声がとてもすてき。長屋の人たちが頼ってくるのも分かる気がします。
その一方で、娘のお絹を思う気持ちが強いところは、普通のお父さん。高橋さんの優しい目が印象的でした。
――市兵衛は“そろばん侍”と言われるだけあって計算が得意ですけど、小芝さんは?
私はたぶん…文系だと思います(笑)。そろばんは習ったことがありません。劇中で市兵衛さんが使っているそろばんは昔のものなので、今のものより難しそう。私には絶対無理です(笑)。
――そろばんとは違う意味になりますが、自分で“計算高いタイプ”だと思いますか?
う~ん、どうなんでしょう。計算通りに進んだ試しはないですね(笑)。一応、考えたりすることもありますけど、うまくいかないことの方が多くないですか?
――まぁ、大体失敗しますね(笑)。
そうですよね(笑)。難しい計算はできません(笑)。
――「雷神編」は、上・中・下(第4~6話)の3部構成ですね。
私自身、時代劇を見ていると分からない言葉が出てきたり設定について考えているうちに置いていかれることがあるんですけど「そろばん侍 風の市兵衛」はとても見やすくて、すごく面白い。
お金の計算も絵を使って分かりやすく説明してくれるので、若い世代の方たちも楽しめると思います。
悪い人たちを倒していく市兵衛さんの立ち回りも見ものですよ!
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