――8月6日(日)には、NHK広島放送局開局90年ドラマ「夕凪の街 桜の国2018」にも出演されますね。
昭和30年、昭和40年、平成と、3つに物語が分かれていて、私は昭和40年パートに登場する太田京花という女の子を演じています。
物語は昭和と平成の2つに大きく分かれていて、私は昭和パートに登場する太田京花という女の子を演じています。
――京花は、どんな女の子ですか?
京花は赤ちゃんの時に被爆した女の子で、おっとりとしたマイペースな性格。悪い言い方をすると、トロい感じ。
だから、周りの人たちからも被爆したからあんなふうになってしまったと言われてしまうんですけど、大切に思っている人への愛情が深いんです。
――気持ちが優しいんですね。
原爆で両親を亡くした京花は、近所に暮らしている「平野家」に出入りしていて、皆実(川栄李奈)の弟・旭(浅利陽介)と結婚することになるんです。
旭の母・フジミ(キムラ緑子)は京花のことをかわいがってくれて、旭との関係も理解してくれているんですけど、疎開先から戻ってきて被爆者と結婚する息子のことを思うと、親としてどこかやりきれない気持ちがあって。
人の思いを敏感に察知できる京花は、フジミのことも旭のことも好きだから二人の思いを感じて葛藤するんです。そこは、演じていても切ない気持ちになりました。
――2017年の「ふたりのキャンバス」に続いて“原爆”をテーマにした作品に参加していますけど、あらためて感じたことはありましたか?
これまでは、ニュースだったり、教科書に載っていることぐらいしか知らなかったんですけど、実際に被爆者の方たちとお会いしてお話を聞いていく中で、いろんなことを学びました。
そして、皆さんが後ろ向きではなく前向きに生きているということを知り、勇気をもらえた気がします。あらためて、今はとても平和な時代なんだなと実感しましたし、ふとした瞬間に幸せを感じるようになりました。
ドラマを見た方にも、いろんなことを感じていただけたらと思います。
――2017年に20歳になり、一年がたちました。20代になって何か変わったなと思うことはありますか?
お酒が飲めるようになったということで、先輩からご飯に誘っていただいたりして、いろんな交流が増えました。その場でお酒を飲むかどうかは別にして、タメになる話などを聞けるのが個人的にうれしいです。
――お酒は何が好きですか?
最初の一杯は、やっぱりビール。その後は、ハイボールを飲んだりしています。
どんなお酒があるのか全然分からないので、先輩が飲んでいるものに合わせたりすることもあります。
おつまみは、エイヒレの炙り! 小さい頃から、あのちょっと甘い感じの味が好きで、お店にあったら絶対頼みます(笑)。
――仕事の現場で後輩も増えてきたんじゃないですか?
「そろばん侍 風の市兵衛」で、同い年のスタイリストさんと出会ったんです。
私は14歳の時にデビューして、当たり前ですけど周りにいる人たちは年上の方ばかりでした。
特にスタッフさんは、ベテランの方たちが多かったので何か新鮮な気分。ちょっとずつですけど、大人になってきたのかなって思いました。
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