2019年1月に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて、「罪と罰」が上演される。後世に多大なる影響を与えたドストエフスキーの長編傑作小説を三浦春馬主演で舞台化。
自身の掲げる“正義”のために殺人を犯す主人公の青年・ラスコーリニコフを三浦、ラスコーリニコフと心を通わす娼婦・ソーニャを大島優子、ソーニャの義理の母を麻実れい、ラスコーリニコフを疑う捜査官を勝村政信が演じる。三浦と大島は本作が初共演となる。
また、(演出家の)フィリップ・ブリーンさんの元で作品に一緒に向き合える事ができてとてもうれしいです。以前ご一緒させていただいた時に、作品が訴えかけたい事や、キャラクターの感情の起伏を密に考え、感じる喜びを教えてくださいました。早く稽古場で一緒に作品をつくっていきたいです。
大島さんが出演されている作品を見て、大島さんは繊細かつパワフルな演技をされる方だと思いました。舞台上でどんなやり取りができるか、今からとても楽しみです。
芝居をすることからしばらく離れていましたが、この作品に、そして、ソーニャへの情熱を傾ける時間に、一意専心したいと思います。
主人公のラスコーリニコフを三浦さんが演じられるのは、自然とイメージできました。三浦さんから正義感という、「それ」を感じるからかもしれません。一緒に、舞台の空間を作らせてもらえることがうれしいですし、とても楽しみにしています。
シアターコクーンにて、私が新しく翻案したドストエフスキーの「罪と罰」を初演できることをうれしく思っています。東京で作品を作るたびに、この特別な国際的なコラボレーションの可能性を広げてきました。
「罪と罰」は世界文学の最高峰と言われる作品の1つであり、ラスコーリニコフは最も象徴的な登場人物の1人です。そして、このような作品で、三浦春馬さんともう一度コラボレーションし、この旅路を一緒に歩んでいけることをうれしく思っています。
「地獄のオルフェウス」で春馬さんと初めてご一緒した時、素晴らしい俳優としての可能性が分かりました。そして実際、彼は素晴らしい俳優になり、今回、彼がその類い稀なる感情の幅を持ってこの象徴的な役を演じることをとてもうれしく思っています。脚本家としても、この役を演じてもらいたいと思う俳優は、世界中どこを探しても彼の他には考えられません。
この戯曲は、7 年間まるで心臓の鼓動のように私の中に生き続け、私が大事にしてきた戯曲です。今回この作品を日本の最も素晴らしい若き俳優の 1 人に託すことを本当にうれしく、とても楽しみに思っています。
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